中学生時代 六
清水景允
入学試験の前日、工業高校を見学に行った。
正門を通り事務の受付の窓から「明日この学校を受験する中学生です。学校の中を見学させて下さい。」と申し入れた。すると「そう、僕が案内します。」と言って、事務の先生が校舎の中に入れてくれた。
受験する教室は中学校の教室とは換わりがなかった。
驚いたのは、各学科の実習室である。
それぞれの学科がそれぞれの建物から成り立っていた。
案内してくれている先生が「君は何科を受験するの・・・。」と聞いて来たので「機械科です。第二志望は工業化学科です。」と答えた。
すると、機械科と工業化学科の実習棟を案内してくれた。
機械科は校舎の長い廊下を渡り、奥の新しい建物であった。建物の中には、中学校では見たことの無い機械が整然と並んでいた。
「機械科の生徒は、一日ここで機械のことについて勉強するのだよ・・・。」と話してくれた。
信吾は、疑問に思って、「毎日一日中ここで機械のことを勉強するのですか・・・。」と質問した。
案内の先生は「いや、違う・・・。一週間の内で一日だけ実習と言う教科があって、その日だけ、ここで機械のことを勉強するのだよ・・・。」というのである。
信吾は納得した。
毎日一日中ここで機械のことを勉強していては、他の勉強は何時するのか・・・。と言う疑問が解消された。それにしても、凄い機械だ、まるで工場だ・・・。
次に工業化学の実習棟に案内された。
工業化学科の実習棟は機械科の実習棟と違い、幾つもの実験室に分かれていた。見たことのある実験器具が並んでいた。あのキップの装置である。
試験管が何本も試験管立てに並んでいた。その試験管に太陽光線が当たり虹色に見えたのが印象に残った。
この工業化学科の生徒も一週間に一回一日中化学の実験をするそうだ。
清水景允
入学試験の前日、工業高校を見学に行った。
正門を通り事務の受付の窓から「明日この学校を受験する中学生です。学校の中を見学させて下さい。」と申し入れた。すると「そう、僕が案内します。」と言って、事務の先生が校舎の中に入れてくれた。
受験する教室は中学校の教室とは換わりがなかった。
驚いたのは、各学科の実習室である。
それぞれの学科がそれぞれの建物から成り立っていた。
案内してくれている先生が「君は何科を受験するの・・・。」と聞いて来たので「機械科です。第二志望は工業化学科です。」と答えた。
すると、機械科と工業化学科の実習棟を案内してくれた。
機械科は校舎の長い廊下を渡り、奥の新しい建物であった。建物の中には、中学校では見たことの無い機械が整然と並んでいた。
「機械科の生徒は、一日ここで機械のことについて勉強するのだよ・・・。」と話してくれた。
信吾は、疑問に思って、「毎日一日中ここで機械のことを勉強するのですか・・・。」と質問した。
案内の先生は「いや、違う・・・。一週間の内で一日だけ実習と言う教科があって、その日だけ、ここで機械のことを勉強するのだよ・・・。」というのである。
信吾は納得した。
毎日一日中ここで機械のことを勉強していては、他の勉強は何時するのか・・・。と言う疑問が解消された。それにしても、凄い機械だ、まるで工場だ・・・。
次に工業化学の実習棟に案内された。
工業化学科の実習棟は機械科の実習棟と違い、幾つもの実験室に分かれていた。見たことのある実験器具が並んでいた。あのキップの装置である。
試験管が何本も試験管立てに並んでいた。その試験管に太陽光線が当たり虹色に見えたのが印象に残った。
この工業化学科の生徒も一週間に一回一日中化学の実験をするそうだ。