水素社会への期待 その1 清水 景允
2015年2月11日の北海道新聞トップ面に「風力から水素 事業化 二酸化炭素排出せず『究極のエコ』・・・」と言うニュースが載っていました。また、2015年10月24日の北海道新聞朝刊4面に「『水素タウン』札幌市検討」と言う記事も出ていました。
私は考えるのです。1960年代欧米の知識人達が環境破壊を危惧し、その原因を当時、軍事目的で開発中であったインタネットを利用し、世界中の環境破壊に関する情報を収集・分析しはじめました。その結果、環境破壊の原因は「産業社会」にあるとし、ポスト インダストリアル ソサイェティ(このPost Industrial Society「産業社会の次ぎに来る社会」を、日本ではその方法論から「情報化社会」と訳されて一般化していますが、全くの誤りです。)を探し求めはじめました。その社会が、正にこの「水素社会」である・・・と。
この水素社会は、エネルギーの地産地消のシステムを構築するのに最も可能性があると考えられるのです。つまり、電気を電力会社から買わなくても自由に安い電気をその地区で作ることができるのです。
例えば、いま、北海道道内では風力発電が至る所で行なっています。しかし、その地域で発電した電気を送電するのに電力会社から、色々と条件を突き付けられ大きな抵抗があります。それなら、その発電した電力で水を電気分解し水素を作れば良いのです。そして、その水素を水素電池の燃料として他の地域に売ればビジネスチャンスが成立し、新しい経済社会の構図が出来上がるのです。
また、風力発電のできない地域があります。その地域では家畜の糞尿をメタン発酵させ(方法によっては水素発酵させ水素を得られる)、そのメタンと水を化学反応させ水素を作るのです。少々化学的な話になりますが、この方法ですとメタン1と水1を反応させると水素3と一酸化炭素1ができます。その発生した一酸化炭素は猛毒ですから燃やして、メタンと水を反応させる時の熱源にし、二酸化炭素として大気中に戻すのです。この二酸化炭素は、植物が太陽光との光合成で生体を作り上げるため原料となるため温暖化ガスにはなりません。
さらに、この地球上には1ヘクタール当たり52トンもの乾物収穫量を誇る農作物があります。現在、乾物1トン当たり200リットルの炭化水素化合物(バイオエタノール)が取れる所まで研究が進んでいます(北海道道立総合研究機構 林産試験場 折橋健氏 バイオエタノール製造)。仮にこの農産物50トンで燃料(バイオエタノール)を作ると50トン×200リットルで10000リットルの燃料が取れます。ドラム缶50本分です。
私は思うのです。この10000リットルの炭化水素化合物を水と反応させ水素にすると、膨大な量の水素が得られる(仮に例えば、炭化水素化合物は液体ですから、水に例えると水の分子量は18ですので、水18グラムを完全に気体すると22.4リットル出来ますから、液体の炭化水素化合物から分子量によって異なりますが膨大な量となる訳です。)ことになります。
私は考えるのです、バイオエタノールを製造するには、植物を構成しているセルローズのみを分解し、単糖類にしなければなりません。そこにエネルギーを使用しなければなりませんし、そのセルローズも、生体を構成している植物の中に最も多いとされている植物の中でも40%強しか含まれておりません。後の60%近くがリグニンという炭素・水素・酸素の化合物で、このリグニンは糖類にすることはできません。つまり、バイオエタノールにすることはできないのです。それでは植物の体を作り上げている半分以下の成分しかバイオエタノールにすることができません。
そこで、考え出されるのが一生を終えた植物をメタン菌によるメタン発酵させるのです。そうすると、植物の体を構成している炭素・水素・酸素化合物を分解しメタンができます。メタンができた残りの残渣は肥料として土に戻せば、次のバイオの生育に役たちます。まさに循環型社会の構造が出来上がるのです。
私はこのバイオに日本古来より原生している1haあたり乾物52トンも収穫できる植物に目を付けています。これを利用しないで科学信仰の下で、この地球上で使用してはならないものに手を付けてしまった人間の反省の基に、神様が与えてくれたものにもう一度、謙虚な気持ちで見直す時に来ているのでないでしょうか。
ここで、少し現在のエネルギー社会の構造を眺めて、何故、今朝の新聞ニュースが新しいエネルギー社会を構築して行くのかと言うことについて考えてみます。
現在は、國のエネルギー政策として、その高度な技術を持つ大手電力会社の擁護に勤めています。電気は簡単に発電することは出来ないという理由から、電力会社の特権として利権で守られています。その為、ライバル電力会社の設立を困難にしています(発電は出来ても送電には既存の送電線を使用しなければ成りません。)。しかし、それが『水素』となると既存の利権、特権を全く関係ありません。全く新しい体制でエネルギーを私達は確保出来るのです。
想像してみて下さい。電柱はこの地球上から無くなるのです。そして、私達はコンビニで水素ガスボンベを購入し、その水素で発電するのです。各家庭には電柱からの引込み線はありません。冷暖房は水素で行なう為、二酸化炭素の排出はありません。つまり、温暖化ガスの排出はないのです。街には水素燃料で走る自動車(トヨタが既に水素燃料電気車を開発)が走るのです。これが、正に科学技術立国日本の姿ではないでしょうか。日本の科学技術はそこまで来ています。
次回はどのようにして水素を作るのかについて、現在の利権と絡めて説明します。
2015年2月11日の北海道新聞トップ面に「風力から水素 事業化 二酸化炭素排出せず『究極のエコ』・・・」と言うニュースが載っていました。また、2015年10月24日の北海道新聞朝刊4面に「『水素タウン』札幌市検討」と言う記事も出ていました。
私は考えるのです。1960年代欧米の知識人達が環境破壊を危惧し、その原因を当時、軍事目的で開発中であったインタネットを利用し、世界中の環境破壊に関する情報を収集・分析しはじめました。その結果、環境破壊の原因は「産業社会」にあるとし、ポスト インダストリアル ソサイェティ(このPost Industrial Society「産業社会の次ぎに来る社会」を、日本ではその方法論から「情報化社会」と訳されて一般化していますが、全くの誤りです。)を探し求めはじめました。その社会が、正にこの「水素社会」である・・・と。
この水素社会は、エネルギーの地産地消のシステムを構築するのに最も可能性があると考えられるのです。つまり、電気を電力会社から買わなくても自由に安い電気をその地区で作ることができるのです。
例えば、いま、北海道道内では風力発電が至る所で行なっています。しかし、その地域で発電した電気を送電するのに電力会社から、色々と条件を突き付けられ大きな抵抗があります。それなら、その発電した電力で水を電気分解し水素を作れば良いのです。そして、その水素を水素電池の燃料として他の地域に売ればビジネスチャンスが成立し、新しい経済社会の構図が出来上がるのです。
また、風力発電のできない地域があります。その地域では家畜の糞尿をメタン発酵させ(方法によっては水素発酵させ水素を得られる)、そのメタンと水を化学反応させ水素を作るのです。少々化学的な話になりますが、この方法ですとメタン1と水1を反応させると水素3と一酸化炭素1ができます。その発生した一酸化炭素は猛毒ですから燃やして、メタンと水を反応させる時の熱源にし、二酸化炭素として大気中に戻すのです。この二酸化炭素は、植物が太陽光との光合成で生体を作り上げるため原料となるため温暖化ガスにはなりません。
さらに、この地球上には1ヘクタール当たり52トンもの乾物収穫量を誇る農作物があります。現在、乾物1トン当たり200リットルの炭化水素化合物(バイオエタノール)が取れる所まで研究が進んでいます(北海道道立総合研究機構 林産試験場 折橋健氏 バイオエタノール製造)。仮にこの農産物50トンで燃料(バイオエタノール)を作ると50トン×200リットルで10000リットルの燃料が取れます。ドラム缶50本分です。
私は思うのです。この10000リットルの炭化水素化合物を水と反応させ水素にすると、膨大な量の水素が得られる(仮に例えば、炭化水素化合物は液体ですから、水に例えると水の分子量は18ですので、水18グラムを完全に気体すると22.4リットル出来ますから、液体の炭化水素化合物から分子量によって異なりますが膨大な量となる訳です。)ことになります。
私は考えるのです、バイオエタノールを製造するには、植物を構成しているセルローズのみを分解し、単糖類にしなければなりません。そこにエネルギーを使用しなければなりませんし、そのセルローズも、生体を構成している植物の中に最も多いとされている植物の中でも40%強しか含まれておりません。後の60%近くがリグニンという炭素・水素・酸素の化合物で、このリグニンは糖類にすることはできません。つまり、バイオエタノールにすることはできないのです。それでは植物の体を作り上げている半分以下の成分しかバイオエタノールにすることができません。
そこで、考え出されるのが一生を終えた植物をメタン菌によるメタン発酵させるのです。そうすると、植物の体を構成している炭素・水素・酸素化合物を分解しメタンができます。メタンができた残りの残渣は肥料として土に戻せば、次のバイオの生育に役たちます。まさに循環型社会の構造が出来上がるのです。
私はこのバイオに日本古来より原生している1haあたり乾物52トンも収穫できる植物に目を付けています。これを利用しないで科学信仰の下で、この地球上で使用してはならないものに手を付けてしまった人間の反省の基に、神様が与えてくれたものにもう一度、謙虚な気持ちで見直す時に来ているのでないでしょうか。
ここで、少し現在のエネルギー社会の構造を眺めて、何故、今朝の新聞ニュースが新しいエネルギー社会を構築して行くのかと言うことについて考えてみます。
現在は、國のエネルギー政策として、その高度な技術を持つ大手電力会社の擁護に勤めています。電気は簡単に発電することは出来ないという理由から、電力会社の特権として利権で守られています。その為、ライバル電力会社の設立を困難にしています(発電は出来ても送電には既存の送電線を使用しなければ成りません。)。しかし、それが『水素』となると既存の利権、特権を全く関係ありません。全く新しい体制でエネルギーを私達は確保出来るのです。
想像してみて下さい。電柱はこの地球上から無くなるのです。そして、私達はコンビニで水素ガスボンベを購入し、その水素で発電するのです。各家庭には電柱からの引込み線はありません。冷暖房は水素で行なう為、二酸化炭素の排出はありません。つまり、温暖化ガスの排出はないのです。街には水素燃料で走る自動車(トヨタが既に水素燃料電気車を開発)が走るのです。これが、正に科学技術立国日本の姿ではないでしょうか。日本の科学技術はそこまで来ています。
次回はどのようにして水素を作るのかについて、現在の利権と絡めて説明します。