認知症についての講演を行いました | 佐世保市清水地域包括支援センター
平成27年3月14日(土)に清水地区福祉推進協議会主催による、認知症についての勉強会が行われ、講師として参加させて頂きました。

前半は、佐世保市保健福祉部長寿社会課の清水地区担当である城間保健師より「認知症になっても安心して暮らせるように」というテーマで佐世保市の認知症高齢者の実情と、市の取り組みについてお話いただきました。
 
 佐世保市の現状について、介護保険の認定者数は16,180人、その中で認知症を有する高齢者数は9,611人で、介護保険認定者の6割が認知症であるとの事でした。


また、認知症の方への接し方のポイントとして、

①お話をゆっくり聞いて、ゆっくり対応する
②お話の否定や訂正をしない
③笑顔で


という事で、接し方しだいで症状が良い方向に変化する事もあるとの事です。


また、「認知症の人の意思が尊重され、出来る限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続ける事ができる社会の実現を目指す為に新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」が国の方から示されて、佐世保市でも新たな認知症施策として「認知症ケアパス」を作成されたとの事で説明を行われました。

詳しい新オレンジプランの内容は → こちらをクリック


その後、清水地域包括支援センターの成冨より、認知症について講演を致しました。

 認知症といえば、物忘れが進行し、日時や自分がいる場所がわからないといった病気であると思われている方もいらっしゃいますが、実は、そのような症状だけではありません。

 見えないもの、例えば小人や虫、そこにいないはずの子供が見えたりする認知症(レビー小体型認知症)

「人が変わってしまった」と他人から言われるくらい人格が変化したり、万引き等の犯罪行為を行ってしまう認知症(前頭側頭型認知症)などがあるというお話をさせて頂きました。

参加者からは、
「認知症ってそんな色んな症状があるとね!?」
「私は最近物忘れが気にないますが、これって認知症の始まりですかね?」
など、講演が終わってもお問い合わせが多数あり、参加者の皆様にも認知症を理解していただく機会になったようです。


私たち、清水地域包括支援センターは、認知症に関する相談や支援、認知症に関する講演活動など行っております。

ぜひ、認知症に関する相談事がありましたら、お気軽にご連絡下さい。

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