あなたに
感謝します。
僕に
出会ってくれて
ありがとう
もし
人が
自分の足で
立っていなくては
ならないとしても
みんな
みんなの顔を
思い浮かべる時
後ろに倒れかけた
この背中に
手のひらが
たくさん
たくさん
たくさん現れて
僕の背中を
無数の手のひらが
支えてくれるのを感じるから
温もりが
背中より
胸の奥まで
張り出して染み込んで
声を
前に飛ばすための
力になるから
そんな
みんなの手のひらが
いつも
僕を奮い立たせる
今
これを読んでいる
あなたがそうです。
ありがとう
また会いましょう
決して
美しい造形物では
ないけれども。
僕が
曇り空を
気にするなら
それを
明るさではなく
暗さと
捉えているのだろう
悲しみに
暮れないよう
それは
雨を見ること
苦しみに
手を貸さないよう
それは
スイートルームに
一点の染みを見ること
しかしながら
どんな光も
闇なくしては
光たることは
できないのも
またひとつの事実
深夜
車内
フロントガラスに
映写された闇の
サイレント映画を
一人見る
上演開始以来
スクリーンの中で
動いたものは
時間の経過を
表すための
団地の空の
赤い月
ただひとつ
歩み柔らかに
狐色に染まりゆき
それは
眠る町の上空に
BGMは
静かなピアノの音
人差し指の腹で
そっと押し沈めただけの
鍵盤のささやくような
レクイエム
嗚呼
夜よ
赤い月よ
宇宙のひとときに
僕は居合わせている
あなたからの
静まり返るほどの愛を
安らぎの闇に織り込んで
明日を思うでもなく
ただ
今に心を
傾けている夜更けの歌を
今はただ
共に歌おう
無限の愛が
宇宙に伝播する
その時まで
永遠を続けるだけで
愛する人の
寝息のような今が
闇よりも深い愛で
染め上げられ
この
世界を
人知れず
愛し続けているのが
波のように
心の湖に
岸辺に寄せてくるから
車内
フロントガラスに
映写された闇の
サイレント映画を
一人見る
上演開始以来
スクリーンの中で
動いたものは
時間の経過を
表すための
団地の空の
赤い月
ただひとつ
歩み柔らかに
狐色に染まりゆき
それは
眠る町の上空に
BGMは
静かなピアノの音
人差し指の腹で
そっと押し沈めただけの
鍵盤のささやくような
レクイエム
嗚呼
夜よ
赤い月よ
宇宙のひとときに
僕は居合わせている
あなたからの
静まり返るほどの愛を
安らぎの闇に織り込んで
明日を思うでもなく
ただ
今に心を
傾けている夜更けの歌を
今はただ
共に歌おう
無限の愛が
宇宙に伝播する
その時まで
永遠を続けるだけで
愛する人の
寝息のような今が
闇よりも深い愛で
染め上げられ
この
世界を
人知れず
愛し続けているのが
波のように
心の湖に
岸辺に寄せてくるから