~人は、誰かにとっての登場人物である~ -17ページ目

~人は、誰かにとっての登場人物である~

不動産会社勤務。仕事中にアパートの孤独死に触れ、
「人は、だれかに影響できる」というシンプルな事実に気付きました。仕事や家庭、その他、登場人物としての日常を、気づきとともに綴ります。

夕暮れの道端で
しゃがんでいる少年

何かを見つけたのか
じっと地面を見つめて


遠い記憶の石を
ひしと握り締めた彼の

有り様はまるで
コロッセウムの剣士


伝統に次ぐ伝統を
鎖のように体に巻き付け

連日連夜
闘技場を演出している



嗚呼
それでいいのか

無から来る創造は
断言できないが



気が付けば
リバイバルの繰り返し



おいそれと
服するだけならば


生きた空もない日々よ
頭ん中の
コップに
愛という
水を注いで

手渡すような
人生こそ
素晴らしい



それなら
今日を
どう生きるか



簡単だ!



take it easy!
突き抜けた魂を

天を突き刺す
塔の如くに

表現する狂人に


ある種の
愛を感じる



狂うほど
美しい

真冬の氷河に
百花繚乱の春が来たように

壊れるほど
愛しい

吹き出すマグマに
恐怖の裏で
密かに感じる神秘のように



狂人は
今日も
世界に


小さな赤い花を描き加え



ニヤニヤと
笑っては

次の企みに
含み笑いをして


町から町へ
渡り歩いている


そう

ごくありふれた
普通な顔で
今日も。