2つの雑誌があった
少し悩んで
鳥肌の立った方を
買って帰った
とある日曜日
思い立って
パラパラと
ページをめくった
ここではない
ここでもない
ここだ!
マジカルアイと
肌をセンサーにして
行き先を決めた
島へ渡ると
廃校になった
小学校の講堂前で
いつか夢で見た
台詞を聞いた
デジャブではなく
筋書きだった
確かにその木は
ソメイヨシノだった
山桜ではなく
こんなシーンは
前にはなかったが
おかしな夢に
出てきた台詞だった
一日中
鳥肌を立てながら
楽園を見て回った
何かが
研ぎ澄まされている
何かが
研ぎ澄まされていく
それを感じながら
少しの変化を
丁寧に味わった
今日もまた
時を捨て
ただ変化をしよう
昨日と同じ窓枠から
昨日と同じ
何もない空が見える
来た朝に
安心して
置いていかれないように
目の前の風景を
自らが
変えるための暮らしを。