~人は、誰かにとっての登場人物である~ -10ページ目

~人は、誰かにとっての登場人物である~

不動産会社勤務。仕事中にアパートの孤独死に触れ、
「人は、だれかに影響できる」というシンプルな事実に気付きました。仕事や家庭、その他、登場人物としての日常を、気づきとともに綴ります。



2つの雑誌があった



少し悩んで

鳥肌の立った方を
買って帰った



とある日曜日
思い立って

パラパラと
ページをめくった


ここではない

ここでもない



ここだ!



マジカルアイと
肌をセンサーにして

行き先を決めた


島へ渡ると

廃校になった
小学校の講堂前で

いつか夢で見た
台詞を聞いた



デジャブではなく
筋書きだった

確かにその木は
ソメイヨシノだった

山桜ではなく



こんなシーンは
前にはなかったが

おかしな夢に
出てきた台詞だった



一日中
鳥肌を立てながら

楽園を見て回った



何かが
研ぎ澄まされている

何かが
研ぎ澄まされていく

それを感じながら



少しの変化を
丁寧に味わった

今日もまた
時を捨て

ただ変化をしよう



昨日と同じ窓枠から
昨日と同じ
何もない空が見える



来た朝に
安心して

置いていかれないように



目の前の風景を
自らが
変えるための暮らしを。


ペロンチョ

君が食べたものを
知りたいな

だけど聞かないでおこう


君だけの
満足感を

しばし味わいたまえ



ペロンチョ

君が落とした
食べこぼしが

もしもあったら


寝ている間にそっと
口に放り込んでおくよ



君はペロンチョ


残さず食べる
君を見ていたい


見ていたいんだ


僕らは放物線を描けない

そんなことをすれば

法則に逆らってしまう



人間
この興味深い生命体は

いつだって
記録を更新してきたじゃないか



ピークなど
どこにも存在しない

仮に
指標として設定したとしても

その先も
僕らは
伸び続け

旅の距離は
増え続ける



リラックスして
ただ

奇跡に一致した時の中で
ゆっくり進むだけで



深く
心配することはない



ピークがあるとしたら
魂が
バトンを手渡す


その一瞬だけだ



自分のために
生きるのか


来世

来世の兄弟に

愛すべき魂を

贈ろうと生きるのか



だ。