こんにちわぁ!

 前回は燃焼の三要素について話しましたね。

 

 今回は...『燃焼の種類』について!

 

 まず燃焼の種類には『表面燃焼』、『分解燃焼』、『蒸発燃焼』があります。

 

 で、その違いとは

 

 『表面燃焼』はその名の通り表面で酸素と反応する燃焼です。なので、変化も何もできずそのものが燃えるしかない!って物があてはまります。

 例:木炭、練炭とか(イメージとしては燃やしたりして加工されたもの?(プラスチック以外))

 

 『分解燃焼』とは燃える物が加熱され、分解が起こることで可燃性ガスをだし、そのガスが燃焼するって仕組みの燃焼です。

 そしてこの『分解燃焼』を行う物の中に分子内に酸素があり酸素供給源を必要としない『自己燃焼』を行う物があります。

 例:木材、石炭、プラスチック(プラスチックと天然にあるもの?) 第5類のニトロ化合物など

 

 『蒸発燃焼』とは、燃える物が加熱され蒸発や昇華し、その気体が燃えるって燃焼です。『分解燃焼』は分解によって出た可燃性ガスですが、『蒸発燃焼』はそのものが燃えるもので、それが気体になって...です。

 例:ガソリンなどの第4類危険物、硫黄、ナフタレン(ナフタリン)

 

 なかなか線引きが難しいかもしれません(木炭&コークスと木材&石炭とか特に...) ですから出題されたときには気を付けたいですね。

 では問題を見ていきます

 

 ~問題

次のA~Fのうち、燃焼形態が蒸発燃焼のものはいくつあるか

A.ジエチルエーテル

B.カルシウム    

C.軽油         

D.ピクリン酸     

E.木炭         

F.ナフタレン     

 

1.ない 2.1つ 3.3つ 4.5つ 5.全て

【一発合格!甲種危険物取扱者試験テキスト&問題集 P268を参考にした】

 

 

 これは、まず第4類危険物をさがすと、AとCの2つ。なので、1と2は不正解。

 そしてカルシウムはまず融解すらほとんどせず、昇華するような物ではないので違う。また、木炭は表面燃焼の代表的なもの。ナフタレンは蒸発燃焼の代表的なもの。

 以上より3が答えになる。