北鎌倉駅から スタートして
大平山山頂や 天園を 通る
5.5kmの ハイキングコースを
歩いてきました
建長寺の 境内から
半僧坊を 通って 登っても
コース上に 出られますが
お寺を 経由すると
拝観料(500円)が 必要なので
今回は 明月院前を 通る道から
住宅地の坂を 上って
ハイキングコースへ 入ります
ちょうど 鶴岡八幡宮の
裏山あたりに 位置する
十王岩の あたりまで
ゆっくり 上ると
春霞の海へと まっすぐに 続く
段葛の道を 見下ろす
最高に 気持ちの良い 眺望
昔の武士達も ここから 町や
海を 見ていたのでしょうか
初級者でも 比較的
簡単に 登れる コースですが
滑りやすい 凝灰岩の 山道や
木の根道が 続くので
足元に 気をつけて 進みます
山中には 岩を くり抜いた
横穴の中に
五輪塔 石仏 お地蔵様像
などを 安置した
やぐらと 呼ばれる 岩屋が
数多く 点在しており
百八やぐらと 呼ばれています
江戸から 明治にかけては
八十八か所めぐりも
盛んだったようで
弘法大師像なども
見られました
大平山山頂に 出ると
相互に 行き来は できませんが
北側には ゴルフ場が 隣接
自然を 感じながら
山を 登ってきたのに
真白な クラブハウスに
車も 沢山 停まっていて
急に 俗世間に引き戻され
不思議な気分(笑)
道中も 沢山の人と すれ違う
人気の コースなので
標高 約159mの 山上広場では
皆さん 敷物を 広げ
おしゃべりと 景色を
楽しまれて いました
ここで 私達も おにぎりや
お菓子を 食べて ひと休み
更に コースを 先へ 少し 進むと
天園の 展望台に 着きます
ここは 実は 横浜市と
鎌倉市との 境界に あり
横浜市内では 最高地点にも
なるそうです
天園茶屋や 東郷平八郎の別荘
日源荘の石碑前を 通り
台風後の 倒木の傷跡が
痛々しい道を
どんどん 下っていくと
ハイキングコースは 終了
山に 囲まれた 鎌倉の地形が
よくわかる 散策でした
せっかくなので
この辺りの お寺を 見ながら
鎌倉駅に 向かって 歩きます
◆ 瑞泉寺
(拝観料 200円)
夢窓国師が 開山した
鎌倉公方の 菩提寺
境内は 四季折々の 花や
紅葉が 楽しめるように
丁寧に お手入れされた
静かで 素敵な 花の寺です
昭和45年に 発掘された
巨大な 岩山を背景とする
名勝庭園も 圧巻です
◆ 永福寺(ようふくじ)跡
(散策自由)
源頼朝が 義経や藤原秀衡ら
戦没者の慰霊のために 建立
ここには 二階堂を 中心に
南北130mに 渡る 建物が
建ち並んで いたそうです
建物は 残っていませんが
池を 配した 広い跡地は
史跡公園として 整備され
展望台に 登れば 全体を 見渡せ
かつての姿に 思いを
馳せることが できました
◆ 鎌倉宮
(参拝自由 土牢拝観300円)
後醍醐天皇の皇子
護良(もりなが)親王が 御祭神
白と赤の 二色鳥居や
獅子頭の 厄除絵馬が
珍しく 可愛らしいですね
親王が 建武の新政の後
足利尊氏と 対立して
9ヶ月間 幽閉され 28歳の若さで
非業の最期をとげたという
土牢は 本殿裏の 神苑の中に
今も 遺されています
二段岩窟に なっていて
覗き込むと 真っ暗な 穴が
口を 開けていました
バス通りを 歩いて
鶴岡八幡宮の 大鳥居前を 通り
鎌倉駅に 着くと 2万歩超え
暑さと花粉にやられたようで
さすがに バテ気味(笑)
駅の カフェで ケーキと
冷たい カフェオレで
クールダウンしてから
帰路に 着きました
今回は いつもと 違う 角度から
鎌倉の楽しみ方を 発見したので
機会が あれば
源氏山コースなど
他のハイキングコースも
また 歩いてみたいです