人生最後に乗る車・・・という表題の雑誌が何年か前にあった。


内容は忘れてしまったけれど、忘れてしまうくらいだから、私にとっては印象的な記事が無かったんだろうね。


さて、ここ数年、私の車は家族が使っているので、替わりに家族の車(ドイツ車)を使わせてもらっている。


暫く前に、ある街の道路脇の大きな駐車場から老婦人の運転する軽自動車が安全確認をしないまま、いきなり幹線道路に飛び出して来た。


私は「もう間に合わない。ぶつかる。」と覚悟し、力の限りブレーキペダルを踏みつつ、やや右側に回避操作を行った。(対向車線に出ない程度のギリギリに寄せた)


私の運転するドイツ車のブレーキは大変強力で、結局、ほんの30cm程の距離を残して停止することができた。(タイヤの扁平率も45%だし・・)


普通の車はABSが効くとブーと振動してブレーキの油圧が抜ける感じが明瞭にわかる。


しかし、この車は油圧が抜ける時間が殆ど感じられずガツンと強烈なブレーキが効く。



それまで、この車について、
「①ぶつかった時の車体の安全性は日本車よりもマシ」、
「②後輪駆動の割に直進性はまあまあ」、
「③荷物が結構積める」
といった程度の評価しかしていなかった。


寧ろ、
「①外見が威圧的で芋臭い」、
「②ナビの音声認識がまるで役にたたない」、
「③排気タービンの音が気になる」、
「④室内の造りがデリカシーに欠けていてガサツ」、
「⑤後輪駆動なので雪道が苦手」
といったダメな所ばかり気になっていた。



でも、事故を避けることが出来たあの時以来、「いざという時、ちゃんと停まれる車」として、高く評価している。


この車の名義人は「ナビが使い物にならない」と怒っている・・・じゃあ貰った。



そうだ、事故に会ったら、ぺちゃんこになる車が「人生最後に乗る車」になるんだろうね。(実は次はジムニーを狙っている。望遠鏡を載せるには狭いけれど・・)