7年ほど前に高さ60cmほどの小型バックロードホーンスピーカーを作ったことがある。
場所を取らない大きさがミソだったけれど8cmのユニット(FE83En)ではバランスの良い音を出すには無理があった。
能率は高いけれど、平たく言えば嫌な音。
低音もそれほど低い周波数まで再生できない。
そもそも小口径ユニットはfoが高いので低音域を期待すべきではなかった。
単身赴任の際にはこのバックロードホーンもそこそこ使っていたけれど、本宅に戻ってから他の機材(ミニコンポのアンプやスピーカーなど)と一緒に廃棄した。(ユニットFE83ENだけは取り外して保存。)
先日、工作室の棚の片隅でこのユニットを見つけた。
で、ユニットのスペックをネットで調べていたら、フォステックスから安価な小型バスレフボックス「かんすぴ」が販売されていることに気がついた。
アマゾンで1個1400円ほど・・・端子の購入や仕上げの塗装まで考えれば自分で作るより安い。すぐ購入。
作業は、スピーカーユニットに線を繋げ、パッキンをはさんで木ねじで固定するだけなんで、10分もあれば完成できる。
早速、二階のオーディオセットのアンプに繋いで音出しをしたら、ピアノやギターなどの音色はいたって素直だし一音一音の粒立ちの良さに驚いた。
バックロードホーンとして使っていた時はハイ上がりの嫌な音だったので全く意外。
アコースティック楽器を中心とした小編成の室内楽にピッタリで、アンプで低音域のレベルを上げてやれば、私が遥か昔から主力にしている大型3ウェイのスピーカーよりも寧ろ品のいい音がする。
(「かんすぴ」に推奨されているユニットであるP800Kだと高域のレベルが物足りないと感じる人が多いかも)
小口径ユニットの音像の明確さは前からわかっているけれど、加齢により耳の性能が落ちてきた今でも、それなりに音の良さに感動できる。
一方、ドンシャリ系音楽のバスドラムやエレキベースの再生には不向きなので、ポップス好きの人にはダメかも。
