2016年8月末に
 「2015年5月15日にロシアの電波望遠鏡RATAN-600がヘラクルス座の中のHD164595からの特徴的な電波を受信していた。」
との報道がなされた。
 データの解析に1年以上かかっているんだなあ。

 座標は
   RA :18h 00m 38.89s
   Dec:29度 34分 34.9秒
 太陽系からの距離が95光年とのことで結構近いが、手持ちの紙の星図ではよくわからなかった。
 位置的にはGSC星表の2103.1620(6.3等)のことなんだろうか。

 電波は
   10419.8MHz(波長2.7cm)
   バンド幅43.500MHz

 HD164595の太陽の軌道上に海王星クラスの惑星があることは知られていたけれど、太陽に近い距離にある惑星なので、生物が存在するには熱すぎると考えられるそうな。
 でも、この太陽系には他にもいくつか惑星があるかもしれない。

 受信した信号の強度を基に発信源における送信エネルギーを逆算すると、「人類よりも遥かに進歩した文明でなければ作り出すことができない膨大なエネルギー」とのこと。

 わが太陽系に向けて指向性の電波を送っているのなら、「人類に近い文明のレベルでも可能かも」とのことだけれど、それでも現在の人類が地球上で使っているエネルギーすべてを費やして送信する必要があるらしいが、そんなこと今の人類には出来っこない。

 95光年の距離ということは往復で190年。
 HD164595の星系にいる文明が人類が発信した電波を検知して、電波で連絡を試みる・・・・・だとしたら往復で190年必要なので、ちょっとその考え方はないなあ。

 となると近場の星系に順番に指向性の電波を送信しているのかも。


 個人的には観測機器の誤動作や他の電波の混信の可能性の方が圧倒的に高いと思うけれど、今後、世界のあちこちで追加の観測が行われることになるだろう。
 だから、本当に「ワクワク」している。



 ところで、この報道に対して、「カール・セーガン」の小説「コンタクト(1985)」(後にジョディー・フォスター主演で映画化(1997))を思い浮かべた人は多いと思う。

 映画では、「ジョディー・フォスター」が電波天文学者「エリー・アロウェイ」の役。

 「エリー」は子供の頃、利発で賢くアマチュア無線で世界中の人と交信することに熱中。
 でも、まもなく良き理解者であった父を病気で亡くす。
 亡くなった父を思いながら無線機で父を呼び続けるシーンが印象的。

 そして、歳月が過ぎ、一転してアレシボ天文台のシーンに切り替わり、大人のエリー・アロウェイ役のジョディー・フォスター登場。
 カッコいい大人の女性だなあ。


覚え
 ウィキぺディア(英語)が9月2日に修正されてました。
 詳しくは以下のサイトに
 https://en.wikipedia.org/wiki/HD_164595_b