映画「永遠の0」 その2

予備士官の訓練中に2機のP51Dの奇襲を受け、教官のA6M5が1機を撃墜。
 その後、残りの1機のP51Dの攻撃に対し左右に繰り返し蛇行して回避するシーンはちょっと納得できない。
 低空なんだから一方向に急旋回すればP51Dの特性ではついてこれないはずだけれど、映画のP51Dはクルクル旋回してついてくる。
 もっと、リアルなシーンにして欲しかったが、こんなことにケチをつけるオタクに合わせる必要はないかな (^^)


 さて、映画ではなく私の身近な人たちに起きた現実の話、
昭和19年の秋は海軍による組織な特攻の始まった時期。
 母の従兄弟(海軍兵学校出身)は、昭和19年の秋、フィリピンのマバラカットの基地から、部下数名とともに250kg爆弾で爆装した零戦でレイテ沖の米機動部隊に対する特攻攻撃を行って戦死。
 知人の年配女性の婚約者は、早稲田大学在学中に学徒動員で海軍に応召され、昭和20年春、沖縄沖の米機動部隊に対する特攻攻撃で鹿児島の鹿屋基地から出撃し戦死。
 母の従兄弟は、海兵出身なので「プロ」といえるけれど、知人女性の婚約者は全く気の毒。
 映画はそのような状況も丁寧に描いている。 (;;)


 安倍総理の靖国神社への参拝でガタガタもめている。
 アメリカ政府からも失望する旨の所見が示されている。
 尖閣諸島や竹島に関する日本の正当な主張すら、かき消されんばかりの勢い。


 安倍総理の祖父(岸信介)は東条内閣の閣僚として戦争遂行に大きな役割を果たし「A級戦犯」として収監されたものの、結局、米から対共産圏戦略の一つの駒としての役割を担うことを期待され釈放。
 その後、CIAから資金提供を受けつつ、対米協調路線の要として大きな役割を果たし総理大臣にまで登りつめた。
 安倍総理の靖国参拝は、「処刑された他のA級戦犯」に対する後ろめたさなのかもしれない。

 報道されないのがすごく気になるが、元々は靖国神社が一般兵士だけでなくA級戦犯を合祀したことに対する諸外国の反感に起因する。

 愚劣な作戦を命じられて戦死した兵士と、政権の中枢にいて、自らの欲望を満たすために民間人も含めて300万人もの自国民を死に追いやったA級戦犯とを一緒に扱って欲しくないと思う。