「ジョゼと虎と魚たち」
田辺聖子原作
もう10年近く前の映画・・

私の感覚が偏っているのかもしれないが、この映画を見て、頭を殴られたような衝撃を受けた。

物語は、ありきたりの甘っちょろい環境の中、流されるまま何となく生きている主人公の大学生と、辛く厳しく切ない世界で生きる障害を持った女の子の接点を描いた話。

女の子は閉じた環境に居るけれど結構ひょうきんで明るい。
そして、外の世界を特異で突拍子もないが瑞々しい感性で夢想する。

結末、主人公は障害を持った少女を捨て、結局、同じ大学の世渡り上手な彼女を選んでしまう。

義侠、人情ではなく、打算と功利を元に人生(配偶者)を選択してしまう点を問い直す映画なんだろうか(私のピントがズレている?)

最後の場面、ひとり電動車椅子で移動する少女の後ろ姿は、健常者の同情にすがって生きることが潔くないことを示したかったのかもしれない。


人は打算と功利を元に判断する。
それは豊かな人生を送るためには合理的ではあるけれど、人として正しいのか・・・

もはや私はそんな青臭いことを言うような年齢ではないけれど、潔癖で青臭い唐変木と言われるくらいの方が自慢できるな。
(~_~;)


iPhoneからの投稿