僕は愛すべき妻の愛すべき弁当を愛しながら食らい終わったあ とである。
終わって後にすべき事は、また愛すべき弁当を食えるように弁当箱を洗う事だ。
弁当箱を洗うべく、袖をまくりあげて、スポンジに洗剤を付ける。
泡立ちよく、すこぶる順調だ。
鼻歌ハミングでも奏でて小鳥を肩に乗せたい気分だ。
僕の肩で踊る小鳥をみて、踊る女がいる。
女達は人々を魅了し、人々は世界を平和へと導く。
そんな気分で、軽快よく食器を洗う。
時折、こんな悠久の時間が僕の欲しいままになればいいのにと思う。
しかし長袖はそれを許さない。
長袖は僕平和を許さない。
何が気に食わないのか、突然に弁当箱を洗うわが手を覆い隠すのである。
突然にだ。
突然僕の夢、いや人類の未来は引き裂かれる。
長袖は食器を持つ我が手に迷う事なく、一直線に向かう。先には当然、弁当箱があり手があり、洗剤があり、水がある。
見ずに向けて、向こう見ずな長袖は、タップリと濡れる。
濡れた袖がやばい。
この不快感は筆舌に語り尽くせない。
袖が濡れると重くなって引き締まる。
引き締まると、手首に不愉快が集中する。一部に集中した不愉快は、その人の人生をみだす。我が平和を乱すのに、これほど微力でいいのか。
我が力はそれほどのものでいいのか。
そう感じずにはいられない。
終わって後にすべき事は、また愛すべき弁当を食えるように弁当箱を洗う事だ。
弁当箱を洗うべく、袖をまくりあげて、スポンジに洗剤を付ける。
泡立ちよく、すこぶる順調だ。
鼻歌ハミングでも奏でて小鳥を肩に乗せたい気分だ。
僕の肩で踊る小鳥をみて、踊る女がいる。
女達は人々を魅了し、人々は世界を平和へと導く。
そんな気分で、軽快よく食器を洗う。
時折、こんな悠久の時間が僕の欲しいままになればいいのにと思う。
しかし長袖はそれを許さない。
長袖は僕平和を許さない。
何が気に食わないのか、突然に弁当箱を洗うわが手を覆い隠すのである。
突然にだ。
突然僕の夢、いや人類の未来は引き裂かれる。
長袖は食器を持つ我が手に迷う事なく、一直線に向かう。先には当然、弁当箱があり手があり、洗剤があり、水がある。
見ずに向けて、向こう見ずな長袖は、タップリと濡れる。
濡れた袖がやばい。
この不快感は筆舌に語り尽くせない。
袖が濡れると重くなって引き締まる。
引き締まると、手首に不愉快が集中する。一部に集中した不愉快は、その人の人生をみだす。我が平和を乱すのに、これほど微力でいいのか。
我が力はそれほどのものでいいのか。
そう感じずにはいられない。