あの、魚のヤロゥー。
死んでなお、俺を苦しめやがって。
骨を取り除いて、身をつかんだと安心して口に運んだのに、骨が残っていやがった。
ちっくしょー・・・。
口の中の上の部分が痛いぜ。
チクチクと痛いぜ。
次は慎重にと、口の中で丹念に丹念に舌も駆使して、時間をかけて調べあげた時に限って、骨は無いんだぜ。
バカにしやがって・・・。
だからといって、次は大丈夫とも限らないので、また慎重に慎重に食べると、なんか硬いモノがあるから、ザマァミロと思ってつまみ出したら、生姜だった。。。
ゆるせねぇ。
鯖のヤロウ、ぶっ殺してやりたいぜぇぇぇ。
ぶっ殺して、煮付けにしてやりてぇぜぇぜぇ。
そうやって、食べたんだけどもよぉ。
旨いところが、イラつくんだぜぇ。
魚は、「美味い」というよりは、「旨い」の方が似合っているっていうのも気にくわねぇ。
美味いは、どちらかというと、寿司とか刺身とか、鯛とかマグロとか、お高い奴らだが、旨いは、煮つけとか塩焼きとか、鯖とか秋刀魚とか、ビールがあいそうな庶民的で、親近感のある奴らが似合っている。
いっけん、
「それはいいのではないか。高く評価できるのではないか。全ての人に幸せを与えるコンセプトこそ、今の時代に必要ではないか。顧客のニーズに答える営業マンこそ、真の社会人ではないか。」
と思ってしまいがちだが、奴らの狙いはそうじゃないんだぜぇ。
油断させといて、打撃を加えるから恐ろしいんだぜ。
日本人は、もう、そうした奴らの手中にはっているから、未来永劫この苦しみから逃れる事はできねぇのさ。
まったく恐ろしい奴らだぜ。