「集団浅慮ー制作決定と大失敗の心理的研究」(月刊世界7月号より抜粋) | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:智頭急行線、佐用~平福駅間にて

月刊誌「世界7月号」寄稿文「いじめ後遺症~「否認」という病理」の一節を丸々引用し
ぜひとも紹介したいと思ったのと、それくらいの価値はあると。
では、参ります。

>学校や教育委員会の”組織的病理”を考えるうえでもっとも参考になると思われた
”アービング・L・ジャニス氏「集団浅慮ー制作決定と大失敗の心理的研究」であった。
ジャニスは集団凝集(ぎょうすう)性として、「ビッグス湾事件」「朝鮮戦争の拡大」
「真珠湾への対応」「ベトナム戦争の拡大」などを例にあげ(中略)
アメリカでもっとも賢明なはずのエリート集団(大戦中の大本営も似たような集団でしたな注:(私感))
が、ベトナム戦争の泥沼化を招いた背景にも、こうした”組織病理”があったとされる。
ジャニスはこの病理を「集団浅慮(集団思考とも」と呼んだ。
意思決定過程における集団浅慮に特有の症状は以下の通り。
大きく三つのタイプに区分され、全部で八つの症状から構成される。

タイプⅠ:集団の過大評価

①不敗幻想
②集団に内在する道徳性についての信念。


タイプⅡ:閉鎖的な考え方
③集合的合理化
④外集団のステレオタイプ化


タイプⅢ:全員一致の圧力
⑤自己検閲(注:心中で湧き上がる疑問を自ら封じ込めること)
⑥全員一致の幻想(注:全参加者が意見に同意しているという思い込み)
⑦反対者への直接的圧力
⑧進んで心のガードマン(注:集団の考え方に反する情報の流入を遮断する役割)になる


①②の病理は、教育委員会という組織に自身の無謬性への確信をもたらし
外部からの批判を受け付けない傾向につながり、
④によって彼らは、教育に対する批判を、マンネリ化し形骸化した不平不満で
あるかのようにみなすようになり、
⑤や⑧は、内部からの反省や批判を封じる結果になるでしょう。

このような集団は、「いじけ」の存在に対して、⑧のように、自身の無謬性を
脅かしかねない情報であるから受け容れない。
つまり否認するという態度をとるであろうことは想像に難くない。
つまり学校や教育委員会がいじめの事実を否認しがちであることの背景には
こうした”組織病理”と「集団浅慮」が働いていると考えられるのである。


7月号の月刊世界の特集「憎悪の政治学」の「財務省解体デモの論理と心情」の
寄稿文が気になって読んでみたが、内容がサッパリの理解しかねる羅列ばかりで
なんなら財務省に阿るようなクソつまらん、読むだけムダでしたが
↑のようなのもあるので、全部ムダとは強ち言えないのがね、収穫ではありましたけど。

ザラッと読んでみると、なんとなく左がかった書き方なだと思ったら、月刊世界って、

岩波書店が発行してたのを初めて知り、「なるほどな」と合点がいきましたわ、m(_ _)m