『Maxell カセットテープ大全』 | 国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:山陰本線・福部駅


こう言っちゃなんだが、津山の図書館も狂ってますよ。
こんな本、誰が借りるって?
私くらいなもんだろう、マクセルのカセットテープで喜んで読むなんてオタクは(笑)
でもおかげで懐かしくて懐かしくて、夢中になってエアチェックをし、レンタルレコードに
足しげく通い、当時のお小遣い使い道の大半は、レンタルレコード代とカセットテープの購入代に
消えていきました。

当時のカセットテープの3大ブランド、ソニー、TDK、そして日立マクセルで間違いないでしょう。
富士フィルムもカセットテープ作ってましたし(後に「AXIA」に改名)、そしてDENONも。

あまりに懐かしくて手元に残ってる、主に中高生時代のコレクションの”ホンの一部”を紹介したい。
どんな音楽を聴き、どんなブランドのカセットテープを少ないお小遣いから買って使っていたか。
今回紹介する中では、マクセルが一番多かったです。
なにせ、マクセルのカセットテープが一番デザインがカッコよくて、
ソニーはエアチェック用に多用してた記憶があります。

で、カセットテープには、ノーマルポジション(TypeⅠ)、
通称「ハイポジ」ハイポジション(TypeⅡ)、そしてメタルテープ(TypeⅢ)があり
数字が上がっていくにしたがって性能がUPと同時に値段もUP。
なのでメタルテープは、ここぞとばかりの録音に使ってましたね。
お気に入りの中のお気に入りが、気合を入れてメタルテープを使ってたと。

前置きはこれくらいにして”ホンの一部ですが”、紹介したい。


カラフルでしょ、(*^^*)
特にバンドロゴの背表紙、これは当時のメタル雑誌「BURRN!」の付録についてたもの。


この中で一番思い入れのあるテープ「YMO・BEST」
マクセルのノーマルタイプながら上級の『XL1-S』


マクセルには「UDシリーズ(UDⅠ・UDⅡなど)」UDとは「ウルトラでラックスの略」
その1ランク上に「XLシリーズ(XL1・XLⅡなど)」XLは「エクセレント」で
末尾に「S」が付くと「スペシャル」なんですねえ(^-^)

で、曲名ラベルに注目、たしか「レタリングシート」というやつで、アルファベット羅列された
フィルム上からボールペンのような尖ったもので擦ると転写されるというものが
画材屋さんで売られてて、仕上がりはキレイだが、これがまた結構値段がするのよ。(>_<)


で、「A・E・R」などはすぐなくなるのに対し「Q・W・Z」なんてずっと余って
コスパが悪い。
よって段々と使わなくなりましたね。
もひとつ”で”、「DATE・57.1」に注目、これ、昭和57年1月ですね。
中学生で一番楽しく、オーディオにドハマりしてた時期、オーディオといっても「ラジカセ」
でしたけどね、シャープ製のWカセット。(^-^) 
このテープ、同級生のビクターの営業所長の息子に録音してもらったものですね。
当然、ビクター製のラジカセで。

ケースなしで裸で保存してたこのテープ、メタルテープでしかもレアな100分って…
なにを入れてたか全く記憶がなくて。ラベル記名もないし。


これらのカセットテープ、現状全く再生することができません。
カセットデッキってやつはラジカセも同様ですが、駆動部品がゴムだらけで
特にゴムベルトが加水分解で全滅してる個体ばかりでしょう。

上記の背ラベル「ジューダスプリースト」「ラムイットダウン」「XLⅡ(後期型)」でした。


↓、ナイトレンジャー「ミッドナイトマッドネス」たぶん中2か中3で「XLⅡ-S」
とは気合入ってましたね(笑)
コレと同時期「ジェネシス・GENESIS」がお気に入りで同銘柄だったはず。


ヨーロッパ背ラベル


「ファイナルカウントダウン」写真がブレちゃってますが、これはレア中のレア銘柄です。
ナショナルが出してた「オングロームテープ」と言いまして磁性体を蒸着させたもので
ポジションは”ハイポジ”ながら、メタルテープほどの高性能。
このテープ、販売数もさほど多くなく、未使用未開封だと1万円でも安いと思うマニアも
いるんじゃないかな?使用済みであっても滅多にお目に掛かれないかと。


これもたぶん「BURRN!」の付録ではなかったか、サミーヘイガー在籍時の「ヴァンヘイレン」
ながら「1984」って、時代があってませんが、そこはご愛敬。(^-^) 


日立マクセル初の(たぶん)メタルテープ「MX」ですね。
さすがは高校時代ドハマりした「1984」です、メタルテープとは気合が入ってました。(^O^)

富士フィルム製ながらメタルテープ、メタルテープの中で当時、一番安く入手できたと記憶。
「ヴァンデンバーグ」と書いてますが、たぶん「2nd」音が好きだったな、ややPOPで
ドラムが”ロートタム”ってのを使ってて「ポコポコ」と独特な響きがしてて。


もう一本、富士フィルム製のメタルテープで「DIO」ヴィヴィアンキャンベル在籍時の
「3rd(シークレットハート)」のはず。


収録曲の代表で「ロックンロールチルドレン」を選ぶんでしょうが私は違うんだな
「Just Another Day」このイケてるリフ、理解できるかな~、(*^^*)


この当時、ヴィヴィアンキャンベルがこの後、デフレパードに加入するなんて
誰一人として予想できるはずもなく(笑)
デフレパードで個人プレイなんてできるはずがない、どうせすぐ辞めるとばかり
思ってたら、すぐバンドに馴染んじゃって。よほどギャラがいいんでしょね、DIO時代と比べて。
(^O^) 

ついでに蛇足を。ヴァンデンバーグの2nd、フツーなら「フライデーナイト」を選ぶんでしょうが
私、ひねくれてるんで(笑)「Heading for a Storm」なぜならギターソロがイケてるから。

そんなカセットテープも働き出してお金の自由が利くようになるとCDで買い直したりで
90年以降ほぼ買わなくなりましたので、各メーカーはミレニアム(2000年)でほぼ壊滅状態。
MD・ミニディスクの台頭、90年代末ともなると「CD-R」が登場するしで
そんなカセットテープ末期時代どうなっていたかなんて知る由もなくて
あらためて知ったくらいです、どんなデザインでラインナップしてたとか。

勝手に一人盛り上がっちゃって長々と書き殴ってしまいましたが
今回のカテゴリー的には「本」ですが、メタル曲も貼ってるし。
ですが勝手ながら「オーディオ」にカテゴライズしたいです。m(_ _)m