プレジデントオンライン記事の目に余る偏向ぶり(印象操作)が酷いので、一々反論します。 | 国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:伯備線・豪渓駅周辺、通称セリカカーブにて

ポジショントーク(偏向ぶり)が酷すぎて、これは看過できないと思い立ち
トヨタの肩を持つわけじゃないが、反論(擁護)していきますが、
プレジデントオンラインの記事って時折、不安を煽る記事が散見されるようなので
話半分で見ておいたほうが安全な気もします。


ネタ記事:いつまで「燃料電池車」にこだわるのか…トヨタ新社長に迫られる「月10台しか売れないクルマ」からの再出発


この記事を寄稿した、村沢義久氏ってのはなんだろね?
テスラとか中国BYDなどEVメーカから、協力金など受け取ってるんでしょうか?
なにが酷いって、FCV(燃料電池車)のメリットは一つも書かず欠点だけをあげつらい
BEVのメリットだけを書き連ね、デメリットは一つも取り上げていない。
これをポジショントークと言わずしてなんと言おうか。

では、記述を取り上げて突っ込んでいきます。ではスタート!


>トヨタのFCV「MIRAI」の月間国内販売台数が、わずか10台に低下するという事件があった。

逆に私は、「月に10台も売れてるの!?」と驚いたくらいで。(^O^) 
全国津々浦々どこにでも水素ステーションがあるにもかかわらず、月10台しか売れない
というのならわかる、だとするなら末期症状だわ。
その水素ステーション、岡山県内には1か所しかありません。
それで月10台なら善戦してると思うのと、初代MIRAI、中古車価格で半値以下ですから
お近くに水素ステーションがあるなら、お買い得な気もしてくるというもの。
ただ、水素のお値段がガソリンとさほど大差ないからビミョーな気もしますが。(・・;) 


>税込みで710万円から805万円という高価格は、同程度のスペックのEVと比較しても200万〜300万円も高い。

え1?
公称航続距離850km、実質650kmだとすると、同等走行距離を謡うベンツやジャカー等々の
SUV系EVなんてどれも1000万円を優に超えてますけど?
この印象操作は酷い。\(*`∧´)/


>「グリーン水素」は水の電気分解で作るしかないが~

古い!情報が古すぎます!
これから主流にしようとしているのは、売り物にもならず、使い道困っていた
クズ石炭(褐炭)から水素を取り出すことを、有数の石炭輸出国である豪州が
実用化に向けて力を入れて研究(褐炭の輸出)が進んでいます。
電気分解で作るより大幅にコストカットができるのが利点。
副産物として出る「C(炭素)」も、合成燃料に再利用して実用化の研究も。
合成燃料は工場から排出されるCO2、大気中に出さずに貯めたものから実用化を
目指して研究中、まだコストが合わないんですけどね。


>小型どころかフルサイズの車で、電池容量は100kWh、航続距離は最高647km(EPA)。ほぼガソリン車並みのスペックを誇る。

ま、嘘ではないのでそうだとしましょう。
だとして、高速SAなどにある充電ステーションは、利用1回につき30分までとされています。
急速充電30分で得られる電力量で走れる距離は100kmほど。
出先でフル放電してしまった場合、100kmごとに充電ステーションのはしごをしないと
帰ってこれません。
と、なるとその間はずっとスマホとにらめっこ、次の充電ステーションが見つかった
としても先客がいればすぐには充電できない、その”時間ロス”はどうするの?って話で。(^-^) 


>テスラとの業務提携を解消。保有していたテスラ株も2016年までに全て売却している。
おそらく、この頃にEV開発を後回しにするような決定があったのだろう。

私は、テスラも見切ったと考えてます。
トヨタからクルマづくりのノウハウを得たと踏み、ここから先は自力で作れると。
解消したのは、組むことのお互いのメリットがなくなったからでしょう。


付け加えるなら、大型トラックだとFCVが有利と考えます。
乗用車と違って、行先がほぼ決まってることで、効率よく水素ステーション設置場所が
読めることと、ただでさえバカ重いバッテリー、トラックに搭載ともなればどうでしょうか?
1台当たりの総重量は決められてます(重量の自乗に比例して道路の痛みが酷くなる)
ので、航続距離に”自乗して”積載量が減ってしまう。
それだと元も子もない、荷物を運ぶ以前に”バッテリーを運んでいるようなもの”
そんなトラックでは全く使い物にならない。(*^^*)

ここから先は筆者が一つたりとも取り上げなかったEVのデメリットをあげつらいます。
まず、

EVが普及するに伴い、リチウムの価格がうなぎ上り、産出はほぼ中国の独占状態ですから
電池の需要が増えれば増えるほど中国がウハウハになります。
いまのところリチウム電池のリサイクルが非常に困難。
ですが、日本が先鞭をつけられれば、リチウムの都市鉱山化も夢ではないですが・・・

その中国、EVは売れてるようですが、それに伴い充電ステーションの取り合い、
大渋滞が発生してるようで、「EV車疲れ」の報道も聞いております。

そしてアメリカでもカリフォルニア州が一番EV車が普及しているようですが
一気に普及し過ぎた影響でカリフォルニア州、ブラックアウト寸前の危険水域に達した
とも聞きました。

なにごとも「加減」というものがあり、それを無視し「バスに乗り遅れるな」では
社会が混乱するだけです。
それを踏まえての筆者の記事でしょうか、甚だ疑問です。
そもそも日本では悲しいかな、全発電量の火力が占める割合が70%強という現実、
EVばかりになると電力が足らず、ブラックアウトに陥るのは明らか。
急いだEV普及で日常生活がままならないのでは本末転倒です。

豊田前社長は、ずっとそのことを指摘しておられたのも筆者はご存じないのであろう。
不勉強そうだし。(≧ω≦。)

も一つ余談、FCVに搭載される水素タンク、法令ではガスの扱いですので
15年ごとにタンクの点検・交換が義務付けられ、その費用300万円!?というが
量産化が実現すればコストはもっと下がるはず。

そしてEV派は知りたくはないでしょうがテスラ、5年でバッテリーが劣化
走行距離も半分以下となり、その場合の交換費用が250万円!?
と聞いております。
急速充電の回数を減らせば、もっと持つようですが、5年で250万払って交換しますか?
という話です。

前々から持論で「一本足打法は危険だ」と申しております。
次世代車は全方位で、万が一EVがコケたとしても水素、バイオ燃料、合成燃料と
多方面で保険を売っておいた方がいいですし、トラック輸送に関してはEVよりも
あきらかに水素のほうがいい(ですが、最善解は貨物列車だと考えてますが)
そうなると、トヨタよりもホンダに対して「大丈夫か?」と声をかけたい。
エンジン全廃し全車EVにシフトを明言、しかも4輪事業部の営業利益率が数%ではね。(-_-;) 

余談ですが、筆者が大好きな「テスラ」、大規模リコールを発表。
そして鳴り物入りで日本上陸、韓国・現代フルEV「IONIQ 5」
ドアを開けただけでパーキング解除されるケースが発覚、
坂道に停めてドアを開けただけでクルマが坂を転げ落ちて事故に発展するという、
考えられない欠陥でリコールを発表してることを付け加えておきます。m(_ _)m




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↑のような偏向、利益誘導、世論誘導記事を目にしてしまうと、ついカ込めて
反論書いてしまう、私の悪い癖。(*^^*)