週刊エコノミスト12月6日号、小林よしのり闘論席「真の保守は善悪を区別できる」 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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撮影地:旧片上鉄道、吉ヶ原駅(2018年春撮影)

週刊エコノミスト・小林よしのり闘論席を書き写してきたので、丸引用して紹介したい。


>「善悪二元論」を幼稚だと否定する風潮が、知識人の間では大勢になったような気がする。

かつて、オウム真理教を擁護する思想家、宗教学者、知識人、サブカルが跋扈(ばっこ)し、
オウムが近代を超えるポストモダンとして、もてはやされた。

オウムの犯罪が明らかになった後でさえ、警察vsオウムを善悪で判断してはいけないという
価値相対主義がはびこり、オウムを悪と断定したわしは、
「麻原さんは本物の宗教家だ」と主張する吉本隆明氏から批判された。

だが結果は現実の通りで、麻原は何ら宗教的信念を披露することもなく、
単なるカルト犯罪者として死んだ。

オウム事件から27年が経ち、ウクライナとロシアの戦争を許す際も、プーチンが悪という
論調に対して、再び「どっちもどっち論」でマウントを取ろうとする言説が
一部知識人の間で流行ってしまった。
価値相対主義にハマると、侵略される方にも問題があると言い出す輩が、
なんと「保守」を自称する者からも続出する。

ゼレンスキーは英雄ではないという知識人もいるが、暗殺される恐れもあるのに
国から逃げ出すこともなく、全世界にメッセージを送りながら指揮を執る指導者は
英雄と呼んで差し支えなかろう。

平和での政治力がどれほどのものかは、わからないが、国家存続がかかった戦時中に
国民をまとめあげる指導者が日本にいるだろうか?

善悪の区別、正邪の区別、価値の優劣をつけられる者が真の保守である。
価値相対主義は思想の方法論とは利用できるが、結論を導き出す再構築に至らなければ
価値紊乱(ぶんらん)主義に堕すだけである。m(_ _)m