柚月裕子 著 『暴虎の牙 』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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撮影地:旧片上鉄道、吉ヶ原駅(2018年春撮影)



虎狼の血・3部作の最後『暴虎の牙 』ですが、読んでて「アレ?」と思ったのが
死んだはずの大上刑事が出てきます。
スターウォーズのいうところの、”エピソード0”みたいなものですね。
時代がずっと下がります、昭和57年での話で、1作目より設定が古い。

これね、筋書きを私が拙い文章で書くより、尼の商品説明のほうが分かりやすいので
引用しながら書きますわ、正直言って「手抜き」です。

>博徒たちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していた。

賭場にカチコミをかけ、ヤクザのヤク取引現場を急襲、まんまとせしめたが
やがて呉寅会の犯行だとヤクザの知るところとなり、リンチ・追い込みをかけられピンチに。

そこに広島北署二課暴力団係の刑事・大上章吾は、沖と呉原最大の暴力団・五十子会との抗争の匂いを嗅ぎ取り、沖を食い止めようと奔走する。
組長のタマを取る計画を実行するまさに直前、アジトに大上刑事に踏み込まれ
逮捕されるも、逆に捕まったことで命拾いした格好にも。
首謀者・沖は懲役18年喰らい、その間に大上刑事は死んでしまう(1作目)

>時は移り平成16年、懲役刑を受けて出所した沖がふたたび広島で動き出した。だがすでに暴対法が施行されて久しく、シノギもままならなくなっていた。焦燥感に駆られるように沖が暴走を始めた矢先、かつて大上の薫陶を受けた呉原東署の刑事・日岡秀一が沖に接近する…。

20年前、タイミングが良すぎる場面で大上刑事に踏み込まれ逮捕される。
それは内部に密告(チンコロ)したヤツがいるとずっと思い続けた沖
その裏切者とは、ガキの頃からつるんでいた「元」だと、沖の半ば思い込みに近い。
居場所を突き止め拉致するも自供は最後まで取れぬまま殺ってしまう。
その後も沖の行動は増々エスカレート、ヤクザ相手にやりたい放題。
「元」同様、幼馴染み(不良仲間)の「三島」も、沖が元を誅殺してからというもの
心中は徐々に沖から離れて行く。
沖と意見の食い違いが多くなり、三島は沖と別れることを決意。
逆上した沖、沖と三島が乗ったランドクルーザーから一発の銃声。

最後2ページ、正確には最後10行、「え!?そっち?」なエンディングに驚愕。
最後の最後で心を持って行かれた~、見事な複線回収。
全501ページ読み応え十分でした、おもしろかったです。m(_ _)m