((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル、な話を耳にした件と、日本の処方箋 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:苫田郡鏡野町 奥津渓

昨日、部落の河川清掃(いわゆる土手の草刈り)に出て、小耳に挟んだ話。

裏手の住民、仮に「Aさん」としておきましょう。
こないだの台風で、実家近くで気が倒れたというので、その処理に行ったときのこと。
チェンソー持参で一人で作業してたとき、どこをどう間違ったかまでは聞いてませんが
木を切るところ、自分の足(大腿部)をチェンソーで切ってしまったという。
一人で切ってたので誰もおらず、這々の体でスマホで救急車を呼んで事なきを得たのだが
もう数センチ切りどころを間違えてたら、大動脈に達し、助からなかったという、
聞いただけで痛くなる話でした。


話は変わって、先日の「NHKスペシャル」を観たときのこと。

中流危機”を越えて 「第1回 企業依存を抜け出せるか」

段々と気持ちがドンヨリしてきましたね、暗い話しかない。
給料が上がらないから住宅ローンが払えず、売りに出したが売却してもトントンにならず
700万円の借金が残ったとか、子供を抱えてです。

所得が上がらないのと少子化が止まらないのはセットと考えてます。
所得が上がれば少なくとも現状よりは出生率は上がるはず。
なにも「こども家庭庁」なんぞ作らなくとも良いのと同時に、所得が上がらない限り
いくら税金を投入しようとも出生率なんて上がるはずがないとも考えてまして、

正直な話、もう手遅れじゃないかとも思ってるくらいで、20年遅いな、とも。
先日、ふとしたことから久々に求人広告を見る機会がありまして、たしかに時給は3年ほど前と
比べると200円ほど上がってるようには感じましたが、そこにあるのは非正規雇用ばかりで
昨今の物価急騰には追いついて行ってない気はします。

そういえば最近、ようつべ界隈でも「円安になるほど所得も上がり好転する」という声は
あまり聞かなくなった印象がありますね。
だって所得が上がる以上に物価が上がる「スタグフレーション」ですもんね、今のところ。
それでもしつこく円安推進派は「高橋洋一」くらいなもの、まるで宗教、(≧ω≦。)

それに黒田のアホウのインチキも目に余る。
最近の物価統計、インフレ率2%をやや超える程度というが、肌感として2%ですと
いわれて「そうでっか」と思いますか?という話です。
食料品だけに限っていうと、5%近く上昇、そして日銀が出してくる統計も
データの取り方でどうにでも操作できるもので、どう見たって出してくる数字がおかしい。

その黒田、インフレ目標2%の当初の目的は何だったのか?
もう忘れてやしませんか?
インフレになれば所得が上がる目論見だったはずがそうにはなってない。
インフレ推進派は、時間差があるというが、実際起きてるのはスタグフレーションなわけで
当の黒田、目論見通りインフレにはなったが所得は微妙に増えてはいるが
物価上昇率に追いついていないことをツッコまれたくないからか、データ改ざんとも取れる
物価統計を出してきた。

これは黒田とは離れるが、国債利率を上げると途端に利払いが負担になって沈むから
上げられない(緩和解除ができない)というが、よ~く考えてみてほしい。
発行された国債、そのほとんどを日銀が”ガメてる”のだから、政府から支出される利払いは
日銀へ払われるだけで、そのまま国庫へ戻るだけのことで、これのどこが負担なのかがわからない。

問題は、日本国債を日銀だけがガメてるから金利オペ(0.25%以下に抑える)が
必要になってくるんであって、GPIFやメガバンクにもっと国債を回すようにしたら
収益が上がるはずで、金利オペなんぞしなくとも国債金利が急騰して買い時だと思えば、
すかさず買いに走りますよ。
0.25%に固執する必要もなくなる。

ハッキリいいます、昨今の円安は、アベノミクスの副作用と考えますし、
出口戦略なしに始めた金融緩和、止め時も失ってしまい袋小路。

最後に、NHKスペシャルでドンヨリな気分になったもう一つの理由。

巨大既得権益の5本の指に入る、”利権団体・NHK”から、「所得が上がらないね」と
言われても切迫感が感じられないんですよね。
まるで「民間は大変ねえ」としかコメントの一つ一つ、どこか他人事にしか聞こえない、m(_ _)m