私がアレコレここで書くよりも、映像を観ていただくほうが手っ取り早い。
当然、事件はリアルタイムで知ってますし、ある程度の全容も知ってたつもりですが
こうしてあらためて『K藤T大・死刑囚』の生い立ち・境遇を知ると、
やや同情すら覚えたのは事実。
後に母親が自分の育て方が悪かったと回想・反省してる手記を読んではいましたが
彼に課した教育方針までは知らず、映像で判断する限りですが母親が「モンスターK藤T大」を
創造したのは間違いないと判断しました。
その意味では彼もまた別の意味の被害者と言えなくもないが、
だからといって彼のしでかした事件はあまりに重大。
少年期から母親から自己を否定され続けると「自分はこの世に入らない子」と自ら刷り込ませてしまう危険性。
そして社会からも存在を肯定されないと”完全に孤立・隔離した個”に陥ってしまう。
誰でもいい、何でもいい(とはチト違うが)から味方が一人でもいればよかったものを
よりによって、よりどころが「ネットの社会」という選択がそもそもの間違いでね。
両親の離婚で家を出ないといけなくて、完全に孤立した個に陥った場面でも
まだ修正できる場面はあった。
牛乳配達の派遣だったのが認められて正社員雇用に昇格したものの、ネット住民に傾倒
追いかけた挙句に会社まで辞めてしまった、ここがターニングポイントだったと思います。
上京してからの彼は、それこそ坂道を転がり落ちるように転落、動けば動くほど悪いほうへ。
どこかで軌道修正できなかったのかね?
ネット以外で夢中になれるもの、孤独を忘れられるなんらかの拠り所、それはペットでもいいからさ。
ま、それもまた出会いみたいなものなんだけど。
私も孤独っちゃ孤独ではあるんだけど、趣味が多すぎるくらい多いから暇にはならないのと
喫緊に困らない程度のお金の余力があるから、彼のようにはならずに保っていられるんだけど。
ピアニストに『清塚信也』という人がいます。
彼はことあるごとに、自分が母親から受けてきた一流のピアニストになるべく、
スパルタ教育を受けてきたことを面白おかしくTVで話してます。
ある種の掴みのネタではあるのですが。
藤井聡太に内村航平、大谷翔平をはじめとして「一流アスリートをこうして育ててきた」風の
武勇伝じゃないが子育て教育法、世に出て騒がれるとTVで時々散見されますね。
「○○はこうして育てた」みたいなやつ、参考の一つにするのであればいいのだが
コロナ禍のTV報道でもみられるように、丸ごと鵜呑みにするバカがいるのも事実で。(^O^)
「○○はこうして作り上げたんだから、ウチの子もこうすれば○○になる」って、
清塚信也氏の受けてきたスパルタだって、こうして清塚信也になれたから笑っていられるが
確率的には清塚信也が仕上がったのは奇跡に近いんじゃないかな?
同じようなスパルタ教育を受ければ、10人中9人は『K藤T大に近い人間』を作るだけじゃないかと。
清塚信也氏の受けてきたスパルタ教育、私が受けて育てられたら、K藤T大までではないにしても
廃人に近かったかもしれないな。
もうこの世にいなかったかもしれないね、自己否定に次ぐ自己否定だから。
凡庸でいいじゃない、凡庸な人で。(^-^)
ムリしてまで特別な人間にならなくとも、普通でいいんだという社会がいい。
特別な人間にならないと生きていけないという風潮のほうがどうかしてる。
サントリーの新浪社長じゃないけどさ、セイサンセー・セイサンセーばかりで人を評価する時代ってのは
いかがなものか?
凡庸な人は使えないから切って捨てるでは、この母親じゃなくても社会から完全に孤立した個ばかりを
量産してしまうようでは、日本全体が『K藤T大的、人間量産社会』になりはしませんか?
と警鐘を鳴らしたい。
最後にこの事件の最大の疑問を投げかけたい。

K藤T大、2tトラックで轢いた後、タガーナイフで複数人斬りつけたというが逮捕時
白いジャケットのどこにも返り血を浴びてない真っ白なままだったのはどういうこと?
事件現場には、もう一人の「K藤T大がいた」ということか・・・
最後にもうひとつ、『親ガチャ』はあります!m(_ _)m
