第160回芥川賞受賞 町屋 良平  著 『 1R1分34秒 』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間


文藝春秋には芥川賞2本掲載されてるんで、その2本め、

タイトルから察する通り、ボクシングのお話。
プロテスト合格後のデビュー戦に勝ったはいいが
その後の戦績はイマイチ、世界タイトル戦どころか東洋チャンピョンに
すら挑戦できるほどのセンスがないと、自分である程度悟り
ボクシングをしてる動機づけを見失いつつも、かといって辞める決断も
できずに悶々とする主人公の葛藤や焦り、腐る心の内の感情の移ろいを
中心に話が進んでいく。
昨出の『ニムロッド』よりも、小説という体をなしてるということでは
取っつきやすくて「小説だな」とは思いました。

が、主人公があまりにネガティブ思考、ここは自分に似てるからかな
さほど感情移入もできなくて、池井戸作品にあるような読了後の爽快感
みたいなものはないです。
さほど長編でもないから、サラッと読めるっちゃあ読めるんだが
だからって「面白い」というのとは違いましたし「読んだな」
くらいの感想しか残らなかったな。
悪くはないけれど、だからって無条件でオススメってこともないんで
今回はこれくらいで・・・

「勘弁してくれ~い」 m(_ _)m