鉄筋コン再建天守は今後、事実上再建できなくなってる件 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間

鉄筋コンクリート製の天守閣は、大抵が空襲でやられてしまって
高度成長期に鉄筋コンクリート製で再建されたものが多く
近所では岡山城や広島城もそうですね、鉄筋製です。
ちなみに津山城の天守は、明治の廃城令で破却されちゃいました。

ココからが本題。
鉄筋コンクリート製の天守閣って、いわば”紛いモン”ですね。
当時にはなかったもの、ということは文化財でも、なんでもないという
ことになりますね。
現存してる石垣や礎石は築城当時のもの。
ということはですね、石垣や礎石は文化財としてこれからも大事に
残していくものですが、上に建ってる鉄筋コンクリート製天守閣は
「邪魔だ」とも言えるわけです。
高度成長期から半世紀以上が経ち、老朽化もそろそろ出始めた。
耐震改修が必要だったり、直すより建て替えたほうが早くて安上がりと
いう天守閣もチラホラ散見されるようになったみたいです、が・・・

文化庁では今後、鉄筋コンクリート製での再建は認めない方針を
立てたそうです。
建て替えが必要なら、壊して終わり。
守られるべきは石垣や礎石ですので、それらを壊す、害が出る可能性も
ゼロではなく、だったら建てるなと。
どうしてもというのであれば、江戸時代のオリジナル天守の図面(資料)
でも発見されて、そのとおりに作るのならば許可しよう、
というスタンスをとるそうです。

困ってるほうの例を上げれば「福山城」なんですって。
喫緊の課題で切羽詰まってるようで、大掛かりな修復が必要なのだが
建て替えではほぼ許可が出ません。
建て替え以上の費用で直すか、崩落の危険が出るようなら今後立入禁止。
オリジナル天守の図面が存在しない以上、このままだと壊して更地に
するかの選択を迫られてるようで、最近の(小さい?)お城ブームも
あって、鉄筋コンクリート製であっても、ないよりはマシ。
津山城跡でもよく聞くんです、石垣は立派なのに天守がないから
ガッカリだったって。(-_-;)

唯一の例外が『名古屋城』で、名古屋城も空襲で焼けちゃっての
再建天守なのだが、焼ける前のオリジナル天守の図面が残ってて
ちょうど再建が必要な時期に当たり、それだったら木造で当時のものを
って盛り上がってるそうで、天守なしの地域に住んでると羨ましいですね。

ということでこれから2,30年ほどの間に、
かなりの数の鉄筋コンクリート製の天守が壊され、
更地にしてしまうお城だらけになるという話でした。m(_ _)m