両備ホールディングス、両備バスと岡電バスの31路線の廃止届け出 他社参入に反発
両備ホールディングスは、国土交通省中国運輸局に路線バス路線31路線の廃止を届け出た。
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昨日の夕方ローカルニュースで聞いてびっくりした。
ここの小嶋社長は和歌山電鐵・貴志川線をはじめの数々の再建に
尽力したやり手の有名社長なんですが、↑の記事だけを見れば
全路線の約40%の路線を一気に廃止するという判断は
「社長、狂っちゃったんじゃないの?」の印象があるかもしれません
が、↑の記事だけじゃわからん伏線ってのがあるんです。
ざっとこういう経緯です。
両備バスと岡電バス、岡山・倉敷市を中心に合わせて78路線
そのうち約7割の路線が赤字で、残りの黒字路線の売上から
赤字路線へ補填しながら営業しているということなんです。
その黒字路線の中でもダントツ一位の「ドル箱路線」というのが
ありまして、その路線ってのがこのブログにも登場した場所・・・
『岡山駅~東山・門田屋敷~西大寺』ここがオイシイ営業路線でして
そこで問題になったのは、規制緩和で届けでさえすれば簡単に
新規参入できるようになったことが発端。
このドル箱路線一本だけ申請して認可された新興バス会社が
今までの運賃の2,3割引きで『ここだけ』営業を開始するという。
そりゃそうだろう、赤字路線を抱えてないわけだから売上一位だけ
の運用なら、その運賃でもやっていけるだろうよ。
するとどうなるか?
これまでのように両備バスと岡電バスは客を取られて黒字どころか
このドル箱路線さえ失いかねない。
すると赤字路線に補填もできないとなれば、赤字路線は切り捨てる
しかなくなるわけで、慈善事業でバスを動かしてるわけでもないんで
いわば『岡山・倉敷市長および市民に脅しをかけて問題提起した』
「あんたがた、それでいいんですか?
安ければそれでいいんですか?
それはあまりに安直すぎやしませんか?
新規参入を認めるというなら、コッチだって赤字を
出してまでバスは動かしません。
約40%の赤字路線の廃止か、新規参入を白紙にするか
はたまた赤字分を各自治体で補填してくれやしませんか?
さあ、どれを選択しますか?」
意図は即刻廃止というものじゃないらしい。
ショック療法みたいなものでしょうか、問題提起としてはインパクト
はあったと思います。
「これを叩き台にして、首長および市民のみなさん、どれを選択
しますか? 考えてくださいな」
小嶋社長らしい、ナカナカの冴えた案だと感心しています。
良い悪いじゃない、いつもの悪い癖で利用しない市民は全く眼中に
なく、いつも丸投げじゃないですか・・・
「そこを自分のこととして考えてくださいな」という問いかけ。
さあ、どの答えを導き出すか、楽しみでもありますが
こういう話は岡山県南に限ったことじゃない、全国かなりの数の
自治体も考えていかなイカン問題だと思います。m(_ _)m