養老 孟司 名越 康文 共著 『他人の壁』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間


時事問題などを含めて思考している対談本でした。

自然の中で感じ取る社会ではなくて、脳で感じ取る社会を
「脳化社会」と養老氏は呼んでるのだが、
転がってる石や木など、自然の中ではそれらの存在に意味はなく
その対極の都市の環境の中にいたら、すべてが意味を持ってしまう。
すると変な意識を持った輩が出てきてしまった。

「こいつらにも生きている意味はあるのか?」
生きている意味がないと、19人を殺してしまった相模原の事件です。
世界を「意味」で満たすというのは実は、恐ろしい社会でして
それを実行して作り上げた「国家」がナチス。
意味のある人種とない人種を別けて作り上げた。
情報化社会ってのは、ある意味「意味化社会」でね。


もう一つ、「なるほどな」と気付かされた話を。
グローバル社会、詳しくは後日「水野和夫」氏の本を読了次第
書きますが、ブレグジットやトランプは、反グローバリズムの
立場にある象徴みたいなものですが、こと日本においては
グローバル礼賛の風潮が、なぜかサヨクを中心にあるみたいだが
グローバルって戦時中の『大東亜共栄圏』も、ある意味
日本を中心としたグローバル思想じゃなかったか?ってね。
そんなグローバル社会の到来をサヨクが支持してるって皮肉?
もしくは思考力が弱いだけなのか・・・( ・ω・) 

最後にもう一つだけ、合点がいった話を。

前から言ってます、なにかというと『絆』と持ち出す風潮が嫌いだと。
その理由がなんとなくわかったような気がしたのが・・・

『絆』の語源、元々は家畜などが逃げ出さないように縛る紐のことで
「拘束する」という意味なんだそうで、合点がいきました。m(_ _)m