内田 樹編・各著 『日本の反知性主義』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間


『反知性主義』とはなにか?って、一言ではなかなか言い表せられない
のですが、その中の定義の一つだけ、かい摘むと

今年の安保法案議論に湧いていた時、ある議員が
「立憲主義なんて聞いたことがない」と言い放った発言、
彼は「東大法学部卒」なのに立憲主義を知らないということは
あり得ないはずなのだが、恥ずかしげに言ってのける彼の心情とは

自分が興味がなく知らないことは、知るに値しない。

彼らはこと理非の判断をこちらに委ねる気がない。
「あなたが同意しようとしまいと、こちらの語る真理性は
いささかも揺るがない」、こういう人いますよね?
最初から結論ありきで、異論に耳を貸さない人、
マスコミの論調で「指導者はブレない事がいいことだ」みたいに
報道されますが、裏を返せばこの人達

自分が知らないことがあることを恥ずかしいとは思っていない。
なぜなら自分に知らないことがあることを知らない、いや
知らないことがあることを自覚しないよう、考えないようにしている。
それでないと、堂々と語れるはずがない、傍から見ればトンデモ論
だったりするのにです。

そこで柳井氏の発言です。
彼ってね、最初「国際人『ヅラ』しているのにその実『生粋の日本人』で
性善説信奉者」かと思ってましたが、どうも間違っていたようです。
フランステロ前と後、「移民推進論」にいささかのブレもない。
移民・外国人は安い労働者として利用できる(見たい情報)
その移民・外国人の中にごく少数、テロリストに豹変する可能性がある
(見たくない情報)ことは考えないことにしている。

そう、これが「反知性主義」の典型例です。

そして一番問題なのは、彼は情報を選別していることが無自覚なところ。
おさらいすると、反知性主義とは(種族的には一部ですが)
見たいものしかもない・見たくないものは見ない、信じたいものを信じ
信じたくないものは排除、妄想や陰謀論にさいなまれる傾向もあり
ポジショントークに終始し、所謂「ネトウヨ・ブサヨ」も多く存在、
ネトウヨ≒従米ポチ=ネオリベラリズム(新自由主義者)
=改革至上主義≒ブサヨ、少しこじつけすぎたかもしれませんが。

なぜ、反知性主義が政・官・財界に増殖してきたか?とまでは
書いていなかったですし不明です、全くわからない。

もう一つわからないといえば、経済界の人材の劣化。
昔に比べて、経営者のちっさいことといったら・・・
ただ、カネ儲けだけはうまくなったがそれだけ、
天下国家を語れるスケールの大きい経営者なんて皆無、
語らせれば出てくるのはトンデモ論ばっかり、なぜか?

歴史を知らない、またはスッポリと抜け落ちてしまっているから
理念がない、道徳がない、語れることといえば、カネの話だけ。

それじゃ、だれも尊敬などしないわな・・・(-_-;) 

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、こんな諺も反知性主義は
知りもしないんだろうな、という以前に

『知らないことを知ろうともしない』んだったな、忘れてた。

m(_ _)m