明治政府は薩長が牛耳るのだが、陸海軍もまた薩長(官軍)が
主要ポストを占領。
有名どころでは、大山巌、西郷従道、東郷平八郎が薩摩、
山縣有朋、桂太郎、児玉源太郎が長州、賊軍(奥羽越列藩)が
出世するには、授業料がタダの師範学校か軍学校に行くのが速道
ですが、官軍出身者が牛耳る陸海軍で出世をするのは苦労があった
と思います。
「坂の上の雲」で有名になった「秋山好古・真之兄弟」は伊予(賊軍)
出身、山本五十六が長岡藩、鈴木貫太郎・東条英機が盛岡(南部藩)
石原莞爾は庄内藩、日露戦争までは官軍が、それから時代が下って
賊軍出身者が巻き返すのですが、能力(戦略立案カ)があるから
出世したというより、人事権をどちらの勢力が握るか?で、
派閥闘争に明け暮れていたことが見て取れる。
陸軍と海軍の仲が悪いのは有名ですが、軍内部でも派閥争いに
明け暮れてたのだから、結果はなるべくしてなったというところ
なのでしょうかね・・・
ヘタに?日露戦争に勝ったものだから、長州のいう「精神論で勝った」
みたいな悪習が蔓延していたところに、米と戦ってみても
時代は進歩しているのだから、いつまでも精神論で戦えるわけもなく、
どこかで「官軍(薩長)が日本を作ってきたと思い込んでるせいか
負けが込んできても「総特攻かけりゃ絶対勝てる」と言い切る始末、
それで勝てるほど甘いもんじゃないでね。
結果、官軍が始めた戦争を、日本がボロボロになる寸前で賊軍が止めた
ということになりました。
最後に、天皇が戦争責任を問われなかったため、軍参謀の連中は
問われなかった、彼らが無責任に戦争に突入し、現場を無視した
無謀な作戦を強要して大勢の将兵を、国民を犠牲にしてきたのに
最も裁かれるはずの軍参謀たちは何の罪にも問われなかったことが
戦後日本に禍根を残したように思われたと締めくくっています。
戦後、軍参謀たちの多くが政財界へと転身して成功している。
官僚たちもたぶん、戦後になっても「この国は俺達が作った」
という官軍的な国家感が残ってしまったんではいかと・・・
m(_ _)m
