3.11の震災以降、各地で勃興した、市民活動レベルでの発電事業の
紹介の本。
事業の立ち上げ方や失敗・成功例を取り上げています。
私自身、こういうの賛成派です。
農産物などは地産地消がブームですが、電力も地産地消が理想的。
送電が長くなるほどロスも増えるし、タービンを回してしまえば
残った蒸気・熱はただ捨てるだけ。
コレだって他に使えれば色々な副産物だって作れるんでね。
大きい発電所を一箇所にボン、ってのは結構非効率だったりします。
ここでの市民発電は太陽光が多いですが、水利権問題さえクリア
できれば、水力利用だって可能なわけで・・
この『市民主導』ってのが重要でして、官や行政につい頼りたいところ
ですが、この行政にってのが、結構な曲者みたいでね。
役人って、『作りたいものを作る』傾向があるようで、その失敗例と
して、沖縄に作った風力発電を取り上げています。
沖縄ですから当然、台風が毎年のように上陸するわけです。
そしてその都度、壊れるんですね。
毎年壊れ、その都度止まって修理する。
発電時間より止まっている方が長くなる。
そして売電収入より修理代のほうが高くつき赤字なので
治すことも止める。
沖縄だから毎年台風が来ることも、強風が吹く事も想定できたはず
なのに、ナゼこんな使いもんにならんもんを作ったか?
耐風仕様の風車もあるのにかかわらずです。
酷いのは補助金で作ってやった代償なのか、修理維持管理費は地元負担
「あとは野となれ山となれ」ってことですか?
そういうことです、裏でキックバックがあったのか、なんらかの利権が
あったことは容易に想像できます。
そうじゃないんですね、本来は。
飛躍するかもしれませんが、東北の震災復興があまり進んでいない
理由が、こういうところにあるような気がしてなりません。
中央官僚が作りたいものと、現場(地方)とのミスマッチが頻発して
いるような感じを受けます。
知りも見もしないのに現場に口を出す、言うとおりにしないとカネが
降りてこない、でも作ってはみたものの結局使えない。
もっとシンプルに、カネだけポンと出して「これで好きなもん作れ」って
いい意味での丸投げしたほうが、早く出来そうなのですがそうするとね
「旨み」がないんでしょうな色々なところで利権が、かいま見えますな。
全員が全員「濡れ手に粟」的、ピンハネすることばっか考えてるから
そうなるんで、結局地域・住民のことなんかハナから眼中にないんだよ。
高級官僚に族議員&業者、どいつもこいつも「銭ゲバ」ばっかり。
コイツら結局、この前に本がどうなろうと関係ないんだ。
もっぱらの興味は目先のカネの行方だけ、この政財官のトライアングル
『根腐れ』してますな、復興も大事だが、ここにもメスをいれんとな。
でもこの問題ってもう数十年前から言われてることでね・・
ここでいくら吠えようが、何の意味もないのが侘びしすぎるなあ
(´・ω・`)
