なんの変哲もない真鍮製の文鎮ですがコレ
工業高校時代、実習で私が作ったものです。
機械科卒なのですが、工業高校ってあまり馴染みがないでしょう。
1年目はそうでもないですが、3年目となると全授業時間の
2/3は実習授業に当てられ、6時限/日の4時限実習なんてのが
週3日あったりします。
機械設計・強度計算、そこから製図、今は製図なんて書かない
でしょうね、CADがメインになりましたから。
授業時間内に仕上がらなかったら家に持ち帰って徹夜で書いたこと
もありましたね、よくはないけど思い出にはなりました。
機械実習で旋盤・ボール盤・フライス盤にガスとアーク(電気)溶接
鍛造なんてのもありました。
鋼を熱して真っ赤にしてトンテンカントンテンカン叩くんです。
ある程度平たくして形にすると焼入れして先を尖らす。
タガネ状にして鉄板を切断できれば合格点です。
こんなことをやってました。
その一環での文鎮作りです。
丸棒を切って、下を平たくするのですが、フライスを使えば
すぐなのに、ヤスリ金で何時間も削らされました。
力の加減でどうしてもどちらかに傾くんでね。(-_-;)
ツマミを付ける部分、ここはフライスで一気に凹みを作って
ドリルで下穴からのタップでネジきり。
ツマミねじ込むも、スキマが開いているでしょ?
コレ、正式には失敗、ネジ部の「ニガシ」を作ってなきゃいけないんだな。
このツマミは全部、旋盤で仕上げるんです。
まず、丸棒に「ローレット」といって、スベリ止めの模様を
ローレット専用バイト(旋盤に取り付ける刃物はバイトといいます)
で刻み、ネジの山経の太さで削り、ダイス(オス側のネジきりの道具)
でネジ切り、どうしてもネジの付け根まではネジが切れないので
みぞ入れバイトで、ネジの谷経まで削ればスキマは防げたんですけどね。
切り落として端面を仕上げれば出来上がり。
時間の殆どを下面のヤスリがけに取られたので6時間はかかったと思います。
全部、道具が揃ってたらこれぐらいのモンは1時間弱で作れますがね。
またなにか作ってみるのも一興というか、なにか作りたいな。(^-^)



