日本アカデミー賞を、総ナメしたっていうので期待半分
疑問半分で見てみました。
題材が「辞書を作る」っていう、地味なテーマだなとは
思いましたが、実際見るとやっぱり地味(笑)
終始地味なので、途中でダレるかもと感じましたが
松田龍平のキャラがたっていたせいなのか、編集がよくて
テンポが良かったのか、途中で飽きることもなく最後まで
見ることもできましたし、悪くもなかった。
むしろ、好きかもと思ったぐらい。
たかが辞書、されど辞書です。
一冊に辞書ができるまでには、沢山の人間の労力と年月が割かれ
その間にも、たくさんの新語と使われなくなった死語
編纂の合間にも、こうした言葉の取捨選択が行われていてまさに
「サグラダファミリア」を作るがごとく、修復をしながら新築
していくという、膨大な時間と手間が掛かっている。
だからといって部数が売れるわけでもなく、当然利益も出ないが
意地で作っているようなところに敬意を表したくもなる。
この映画は
ハリウッドのような、ドンパチもなければ切った張ったもない
制作費もそれほど掛かっていないが、脚本がしっかりしている
からだろう、予想していたよりはいい作品でした。
自分の作った映画が当たらないせいなのか、邦画界に恨みがあるのか
しりませんが、両手を挙げて『ハリウッド礼賛主義・T川M彦さん』
には、理解できない映画なんでしょうな?
制作費も安ければ、CGも一切ありませんから。
金さえかければいいってもんじゃないんですよ、T川さん。
