ある事件がもとで干された、「元・指揮者」が、とあることがきっかけで
30年ぶりに、パリでタクトを振ることになり、当時の楽団員を招集し
ドタバタ劇の末、無事にコンサートをやり遂げる、といった内容。
これが結構、欧州でヒットし、評判が良かったらしい。
よくあるパターンと言ってしまえばそれまでですが、特にパリに入ってからの
ドタバタが度を超えていて、どうにもこれを楽しむことができない。
だって、ゲネプロどころか、リハを一回もやることなくぶっつけ本番
個々に練習はしていたのでしょうが、一回も通しで演奏したことなく
バラバラだった音が「いわく付き」のソリスト最初の音出しで
ぴったり合ってくる。
娯楽映画だからそのへんは、割り引いて見ればいいのでしょうが
どうにもこの部分が、最後まで気になったしょうがない。
ですが、クライマックスの「チャイコフスキー・Vn協奏曲」の素晴らしさで
すべてが救われた感じがしました。
終わりよければすべてよし、ということにしておきましょうか・・・
同じようなパロディ映画で、私が大好きな「のだめカンタービレ」がありますが
これも、欧州辺りに売り込みたかったようですが、思うようにはならなかった
みたいで、どうしてこっちが受けて「のだめ~」がダメだったのか
全く理解できませんね。
まあまあ面白くはあったのですが、「のだめ~」と比べてしまうと
「ドタバタの質と内容」の部分で、のだめのほうが全然上でした。
