タイトルの表題の、『くまモンの秘密』というタイトルはなかなか秀逸。
パッと見、くまモンのキャラ設定のことかと思いきや、さにあらず
知名度0から、どうやって2011ゆるキャラグランプリ優勝
全国区までに成り上がったかのサクセスストーリーと戦術の綴った本。
県庁職員で編成されたチームで発足当時、九州新幹線開業ににあわせ
どうやったら新大阪~鹿児島中央駅の『途中駅』の地位から抜け出すか?
といった危機感から生まれたプロジェクトだったのですね、知りませんでした。
限られた予算で熊本をアピールする最短距離の戦術、選んだ地は地元ではなく大阪。
奇想天外で自由な発想と、公務員の枠にとらわれないフットワークの軽さで
新聞・TV・企業などを巧みに巻き込みながら知名度を上げていった過程が
事細かくまとめられています。
妙に納得したエピソードを一つだけ。
一番やってはいけなかったのは、知名度もないキャラと同時に
地元・特産品アピールをやってはいけない。
公務員特有の上から目線・商売をあからさまに意識させては、引くだけだそうで
くまモンの名前を広めることだけに専念して、親しみを持ってもらっってから
熊本アピールを始める。
もっと言えば、向こうから手を組みたいといわせるぐらいがいいらしい。
巻末で本人たちも懸念していることがあります。(私も薄々思っていたことですが)
『一発屋』で終わらせないこと。
アメリカの「ねずみのキャラクター」ごとく、今の現状に満足することなく
むこう100年先まで、生き残れる作戦を練っているそうです。
次々とライバルが現れている現状で(今、私のイチオシはふなっしー)
次は何を仕掛けてくるか楽しみです。
