森永卓郎 著 『大貧民』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

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タイトルもですが、副題が少し大げさで、おどろおどろしい。
「2015年・日本経済大破局!!」消費増税で国民の9割は貯蓄も雇用も失う!!
いきなり、「カマ」をかけられているようなタイトルですが
あながち大外しの予想でもなさそうな気がしています。
ただこの人、少し「左巻き」が過ぎるきらいがあり、「戦争が起きる」などと
へっぴり腰なたわ言をのたまうのがたまにキズ。
不幸なのは、この本を書き始めた時期が、民主党がボロボロなではあるが
かろうじて首の皮一枚繋がっている時期で、自民党が政権を取り戻し
「アベノミクス」発動も想定していないので、発売二ヶ月強であっても
情報が古臭くなってしまっているのが、残念です。
ですが、消費増税発動でどん底に転落という予想も、ありえると考えています。
今日のニュースで、「消費税還元セール」の謳い文句禁止が発表されましたが
還元セールをしようがしまいが、どっちにしろ何処かにしわ寄せがいくのは当たり前。
そんなことで、「箝口令」を敷くのは、いかにも、「器が小さい」というか
景気に冷水を浴びせる事は、「容易に想像している」ということなのだ。
それなのに消費増税を強行しようとしているのは、「誰の差し金」なのでしょうか?

同意できる点は、いくつか散見できたのですが、激しく同意した点を一つだけ。
雇用改善の件で、「オランダ型の雇用形態を見習え」の部分。
オランダ型では、日本以上に雇用に対しての「縛り」が厳しいらしいのですが
それでも失業率が、世界の中でもトップクラスの低さなのですが、その理由が

正社員でも非正規でも、はたまたパートであろうが、同一労働なら同一賃金で
雇用形態で時給が差別されていなく、働く時間も雇用主との合意で自由に決められる。

ということらしいです。
簡単にいうと、「ワークシェアリング」が徹底されているということ。
私もこれしかないと思います。ただ、日本では難しいでしょうけど。
企業側と労働組合が、「鉄のスクマム」を組んでガチガチの融通が効かない
「他人を排除」するシステムが出来上がってしまって、是正する気はさらさらない
ということでして・・・

3・11の震災では「日本人は助け合って素晴らしい」みたなことを、外国から賞賛
されていましたが、私は、「ある部分は違っている」と考えています。
あの場面で助け合えたのは
「境遇が同じ(貧乏)でお互いが助け合わないとやっていけない」からであり
どちらかしか困っていないとなると、とたんに「対岸の火事」と考えるのも日本人。
自分が当事者にならないと動かない(考えない)のが、日本人の悪いところ。
その証拠に、被災地でもない場所で、足らないと聞くや「買い占め」がおき
被災地に物資が届かなくなってしまったのが、その典型。
「ワークシェアルング」においても、雇用主+労組連合が自分から進んで
「自分から身銭を切って貧乏人に、パンを分け与えるほどお人好しではない」
労組側(正社員側)から進んで、「既得権益」を手放すことはない、ということ。
法律でも作らないと、前に進むこともなく、「誰が猫に鈴を付けるか?」的政治家は
今のところ皆無という、絶望的な感じしかない、暗い時代になってしまった。