ヒトの中にいるカミさま。 | これからの歩き方

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ワーママブログをずっと書いて来ましたが識子さんの本に出会ってからしみじみ神社やお寺をお参りする事が多くなりました。お買い物イェーイというノリも極めて自然な私ですが(笑)、ちょいテイスト違うので別ブログ。更新頻度は圧倒的にこちらが上がってきちゃいました。



Yahoo!に上がっていたこのニュース。

上の方にあったので読まれた方もいるのではないかと思います。

私が解説するより、読んでいただいた方が早いので笑、未だの方はリンクからどうぞ。




それで、この時の探偵ナイトスクープの動画がYouTubeに上がってました。




是非見て欲しいのですが。

視聴場所は注意です。

うっかり電車の中で開いたら大変ですわ。。

(もし、動画が再生できないと出たら東福岡高校 ラグビー 探偵ナイトスクープとYouTubeで入れてくださいまし)





正直に言えば、この手の話って確実に悲しい。だから確実に美談にできる。

その、ちょっと出来レースというか、結末が分かるのであまり見たくないのです。

でもYahoo!のコメントがあまりに良かったので見に行きました。





あしあと





皆さま視聴された事を前提に話します真顔



泣けたでしょ?

そして、たまんなく神さま感じちゃったでしょ?

それも外側からの差配ではなく、ヒトの中にあるカミサマを感じちゃったでしょ?


この願いを取り上げようと決めた番組。

バラエティの取材なんぞ受けないと決めている東福岡高校と粘り強く交渉されたスタッフ。


この話を受ける事にどんな意味があるのかと真摯に誠意を持って考えた東福岡高校。


意味を腑に落とし、それをきちんと子供達に伝えられる監督や顧問の先生方と理解した部員152人。


最高のアシストをした調査員、真栄田賢さん。


そして、何より前を向こうと力を出されたお母さまとご家族。




YouTubeのコメント欄で、リョウスケ(お母さま)が門をくぐるときの「はい」が、声が低すぎてお母さんの(アラフィフ女子)の声じゃなかったって書かれた人がいたんです。


確かにそうなんですよ。あれは稜介の声でした。


そしてラグビー部の、もう、びっくりする程出来上がった躯体を持つ高校生たちと大して変わらないスピードで付いていくリョウスケ。


その後ろ姿は稜介だったよ。お母さん。

お母さんの魂と稜介の魂が統合して一つになってた。

稜介と一つになるなんて、お腹で彼を抱えていた時以来だろうね。


いとおしい時間だったよね。


リョウスケを迎え入れる時点で、152人のラグビー部員は誰一人笑う事なく真剣な顔で向かい合っていた。

その時点で、彼らには先生方が期待した、この企画の教育的効果など必要なかったと思う。


でも、部活終了後、号泣されるお母さんを見て、152人の高校生は、己の命の恐ろしいほどの尊さを思い知ったと思う。


私達が普段手を合わす私たちの外にいる神がしたことなんて、きっと天界から稜介を連れて来て、お母さんの魂と統合すること位ではなかったか。



ヒトの中にカミはいる。

なんならヒトもカミである。

そう言われても、中々ピンとこないし、神社で手を合わせる方がはるかに容易い訳だけれど。


ヒトの中にあるカミを見ました。




ご家族だけでなく稜介に関わり、同じように心にさみしさを感じていた全ての人達の悲しみが昇華される事を、心から願います。


人間っていいですね。