《くるみ割り人形とねずみの王様/ブランビラ王女》


☆くるみ割り人形とねずみの王様
クリスマス時期のバレエの演目で有名な「くるみ割り人形」
原作って読んだことないなぁと 取り寄せ(てもらう)る。
ドイツの上級役人のご家庭の お子様方のクリスマス。
子どもの頃、海外の児童小説に出てくる、
見たことも聞いたこともないお菓子に 憧れたのを思い出した。
「美女と野獣」のような「オズの魔法使い」のような
「不思議の国のアリス」のような
他にも何かのような…冒険ファンタジー。
世に出た順番は わかりませんが。
時代が遡れば、子どもの年齢でも 結婚しますね。

☆ブランビラ王女
現代ではあまりお目にかからない 美辞麗句の羅列。
カーニバルの喧騒の中 悲劇役者が妄想に取り憑かれて???
と思いきや 王子と役者が瓜二つだったという。
各々のお相手と入り乱れて 言い寄ったり誤解をしたり。
そこに 登場人物が語る寓話があり、目の前に寓話の続きが繰り広げられたり。
王子と王女は それぞれの分身?
今で言う ジェットコースターです。
200年も前に描かれたものなのにね。



《明るい方へ 父·太宰治と母·太田静子》

太宰の様々な小説を引用しながら 静子の心情を整理していく。

母静子は良きにつけ悪きにつけ、いろいろなエピソードを娘に聞かせていた。
まるで友だちと恋バナをするような無邪気さ。
いくら大人びて(たぶん)諦観しているように見えても
思春期の娘には たまったもんじゃない。
だからこそ 大人びてしまったのか。
そして治子も自分の娘に 太宰に対する気持ちを話す。

太田治子から父に対して いい感情があるわけない。
「斜陽の娘」と好奇の目に晒され 苦しい生活を強いられた。
それでいて 神格化したい気持ちもある。 
調べれば調べるほど 2面性や弱さが浮かび上がったことだろう。
「死にたい病」「キザの極み」「永遠なる子供」なんて書いてて。
父親を全く覚えていないというのが かえってよかったのかもしれない。

しかし ひどい男だ!
今 衆議院選挙で 孫を毎日テレビや新聞で見かけるが 関係ないけどチラついてしまう。
だって 初出馬の頃のキャッチフレーズ「走れ淳!」だもんね。
その孫は全く面影がないけど 本の表紙の治子が幼い頃の写真
太宰治に似てて。

「斜陽」より「桜の園」を読みたくなりました。
こちらは未読です。