オープニングと後半に出てくる 
苦悶の表情の人間の顔が重なった 悪夢のようなイメージショット。
夢に出てきそう。

カロリーネは生きるのに必死な 普通の一人の女性。
ただ、 いちいち極端で…。
死んだ目をしているかと思えば
大きく目を見開き怒鳴りつける
全然共感できないし
なんたって 堕胎しようとする方法が コワイヨ(泣)
そういえば 「タイタニック」コンビの映画でも そういうのあったな。

庶民向けの安そうな公衆浴場は 初めて知った。
そりゃ 各家に風呂があるわけないしね。
時代を考えれば 全体的に不潔で
死産率も高かったし 生まれても早くに死んでしまうことも多かった時代。
「育てられる」人たちには さぞかしショッキングな事件だったのでしょう。

西洋の映画は「汚し」がちゃんとしてて 感心する。
終戦後のバラック住まいで 綺麗な手をしているヒロインを出すような日本の映画
ハンセイシロ。

戦争で顔に大きな傷を負った
「バケモノ」とさえ呼ばれる夫が 一番マトモな人間。
(鶴見中尉のマスクタイプ)

1時間かけて観に行った甲斐がありました。
運転は夫ですけど。

エーテル飲んではいけません。