本当のコンクラーベが行われることになって
注目度バッチリ。(不謹慎)
もっと 半沢直樹ばりに ズルいことや生々しい事があるかと思ったけど
そうでもなかった。普通の策略。

とはいえ ハナから黒人差別。女性蔑視。(セクハラなんて言葉は使いたくない)
テロ、懐古主義。「戦争だぁ!」って 威勢のいい人がいる。
(この役者さん、庵野秀明に似てないか?)
爺様だけでの意思決定。
この界隈こそ 社会の縮図です。


見えない設定のシスターたちに 身の回りのお世話をしてもらっているという
小人さん伝説のよう。
暴露資料をコピーするのに「108枚」って…煩悩の数…。


選挙をしてるシスティーナ礼拝堂や 
枢機卿たちが 赤い法衣に白い傘をさしてくる様子を
上から撮っているのが とても綺麗。
シミ一つない絨毯とか、ハレのコンクラーベで 新調するのでしょうか。
日本映画なら「キレイすぎる!リアリティ出せよ」と思うところですが。

テンポもよく おもしろかった。
有名俳優さんがいっぱいでてるのに
元キャラが出すぎてなくて没入できた。
抑えた演技 よい。
レイフ・ファインズの剃り込みのところのシミ、
メイクなのか? だとしたら すごい凝りよう。


若いシスターたちの様子は
これからカトリックも変わっていくよ、という暗喩でしょうか。

イノケンティウス=イノセント ですよね。

彼のような身体的特徴の人なら

改革まったなしの教会の 教皇にうってつけなのかも。

チェスで「いつも8手先を読む」前教皇の思惑通りにすすんだのかな。