
きっと 優しくてまじめな人には 向かないと思います。
わたしは 優しくもまじめでもないので 大層気に入りました。
3つのお話のオムニバスで
続けて出ている役者さんたちは それぞれ違う人を演じています。
エロとグロ 服従と不条理 真剣さの可笑しみ
大人のための寓話ってのです。
異常な心理状態の 現実と紙一重の世界。
犬が吊るされているショット 怒り狂う人がいそうw。
マイクロミニワンピにハイヒールの眼鏡屋の店員。
「行方不明の妻のビデオが見たいエーン」であのビデオ。
絶倫の宗教リーダー。
紫のスポーツカーをぶっ飛ばす。で、オチでは事故る。
偏執的な「ここで どアップ?」というのとか
「身長と体重はわかるけど ここの寸法必要?」みたいなのが。
微妙におかしくって でも笑うのが躊躇われる 場面の数々。
2本目の 犬の島の犬が化けているであろう奥さん。
あんなに尽くそうとしていて(ハラキリまでする)
なんだか可哀想になってしまった。
3本目、カルトにハマっている人のバカバカしさが哀れ。
水を娘のベッドにピッピッって。
聖なる水(?)を作るのに 別の体液をいれるのかと ちょっとドキドキ。
違いました。
双子 えらい迷惑を被ってしまって。お気の毒。
エマ・ストーンをみる度、さぞかし目が乾くだろうなと
ドライアイのわたしは つい思ってしまいます。
長いので 椅子のいい劇場がおすすめ。
いくら最終日の最終回とはいえ 貸し切りなんて(ゆっくりみれたけど)残念。
