チャイコフスキーとドボルザークが ごっちゃになってました。

悪妻というと ソクラテス、モーツァルト、トルストイというのは
聞いていましたが チャイコフスキーも妻も 大変な悪妻だと。
というか チャイコフスキーも相当悪いのでは。
「天才はなにをしても許される」って、
ん〜まぁ 全く否定はしないけど 家族にはなりたくないな。
弟たちは 必死でぶら下がろうとしているけど。

強権的な母親からも逃げたいし、好きな音楽で生きていくのは難しい
というわけで スキスキ攻撃と持参金で結婚したアントニーナも確かに相当だ。
行動と信心深さが両立するのか 不思議。
本人としては 愛しているからというけれど
アントニーナには「わたしが愛している」ことが大切で 
人の言うことをちゃんと理解することも ままならなくなっていく。

ラストのダンス アントニーナがどんどん狂気に囚われていく感じで。
最近テレビで ちあきなおみの特集やってて そこで見た
「夜に急ぐ人」を思い出した。
(名曲です。是非聴いてください)
エンディングテロップに
 ほんとは 夫婦は別居して40年全く会わず
アントニーナは精神病院で亡くなったと。
脚色でよかった。(そうか?)

しかし 舗装されていない当時
泥だらけの道を ドレスの裾を引きずって歩いて ばっちいです。
西洋人が屋内で靴を履きっぱなのが理解できますね。