12歳では 小さな恋人
24歳では 口にださなくても心が通じてた。
ここで突っ走れなかったのが 今世での運命。


36歳になると、ノラが若い頃と変わらず 野心的で逞しいのに比べ

優しく賢かったヘソンは 仕事も恋愛もイマイチで 自分に自信がない。

自分が ずっと初恋の人が忘れられないからといって

相手が同じように思っているかもと期待するのは 都合よすぎ。

目で訴えても 困らせるだけ。

ラストの涙は

ヘソンの情けなさにがっかりしたから、では ないよねぇ。


ロマンティストの皆さ〜ん。

甘酸っぱい胸キュンな思い出の相手といても

あの頃の自分に戻れるわけではありませんよ〜。


おもしろいかおもしろくないかというと

まあまあおもしろかったけど

二人のどちらにも共感はできなかった。

せつなくもないし。リアリストと言えば聞こえがいいけど

あたしゃ つまんないにんげんかも。


ノラは アメリカが合ってる。韓国に帰ったらうまくいかないだろう。

その気もないようだけど。

ただ、バーで、夫にガッツリ背を向けて ヘソンと話し込むのはひどいよな。

心配してるのを知ってるくせに。

アーサーは、冷静でいい人だ。


8000層の出会いとか 縁(イニョン)とか

西洋の人から見ると エキゾチックなんでしょう。

12年毎の再会ってのも 東洋的。

ドラマチックな展開がなく、言い淀んでばかりなのも。

だから、

「(来世で)また会おう」っていうのが 効いてきますね。


有名大卒のヘソンが あそこまで英語が下手なのはどうかと思いましたが

ニューヨークの夜 キレイでした。


ヘソン役の俳優さんが妙にガチムチなのに

シャワーシーンはありません。