
終了した瞬間 夫と声を揃えて「童夢!」と言ってしまった。
他のお客さんも けっこう年齢層が高かったから
そう思った人が多かったのでは。
後でチラシを見たら 『「童夢」に影響を受け…』はっきり書いてありましたw
9歳のイーダは 両親と自閉症の姉アナと共に 夏休みに郊外の団地に越してくる。
バカンスに出かけている人が多く、
巨大な団地がガラーンとして 夏なのに寒々しい。(寒い国ってこと以上に)
冒頭あたりでは 南アジア系のベンとアフリカ系のアイシャだけが
能力を持っているかのような感じだったので
「おいおい、マイノリティ=得体のしれない=能力 ってことかい?」
と思ってしまったけど。
子ども独特の残虐さはイーダもあって
(アナに度を超えたいたずらしたり)
ただベンと違うのは 両親の愛情をしっかり感じているところ。
大勢の人たちがピクニックを楽しんでる広場で
池を挟んでの能力のぶつかり合いが「童夢」
スーパーサイヤ人にならなくてホッとしましたw
ベンとアイシャの母親の 生活の大変さ、孤独が
ちょっとの描写しかないけど
ふたりとも 辛い。
子どもの心を失くしてしまっているわたしからすると
いちばん感情移入してしまう。
子役さんたち
不自然なかわいらしさがなく 子どもたちの演技が素晴らしくて感心した。
イーダの服が子供服らしくっていい。ショートパンツのサロペット。
わたしたちは『北欧』って一括りにしちゃうけど
デンマークもノルウェーもスウェーデンもフィンランドも
全部違うんだよね。アタリマエ
西洋の人から見ると 東アジアはみんないっしょに見えるんでしょう。
ヘタしたら東南アジアも一緒かも。