何年も前 上京したときに地下鉄でポスターを見て
「この男の子はモデルさんかな ステキな佇まいの子だ」と思ったのが 
宮沢氷魚の第一印象。ナイーブな感じが好きです。
そう、俳優さんは ナイーブな雰囲気の人が好きなんだけど
誰も彼も歳をとってしまって(あたりまえ)次々乗り換えなければいけないので
たいへんです。
乗り換えなくてもすむ場合もありますが それはそれで困る。
(リバー・フェニックスのパターン)

鈴木亮平 すごいなぁ!
日本の俳優さんで これだけの演技力がある人はなかなかいない。
過剰すぎない ほんの少しの首の角度とかでの表現、
平静を装って歩いているシーンで だんだんオデコの青筋が出てくるのが
すばらしい。

愛する人に「スミマセン」「ゴメンナサイ」言い過ぎの二人。
心の奥で 自分は悪いって思ってしまっているんだろうな。
パーソナルトレーニングってのは 親密さを感じるものだということ知りました。
ふたりともお肌がキレイ。
龍太のはにかんだ笑顔には みんなやられちゃうね!

無償の愛を与えていても それは自分のため、エゴなのか。
金銭だからだめなのか、死んでしまった母のかわりのように尽くすのがだめなのか。
「受け取る側が愛と感じたならそれは愛」というセリフで救われる。

銀行残高をチェックする場面は リアリティ。迷って高い方の果物を選ぶのもすごくわかる。
仲間と居酒屋でおしゃべりする 婚姻届のくだりとか
単純な恋愛物ではない。
物語の舞台からの十数年でも変わってきているだろうけど
(というのは 仕事で初々しい同性カップルと度々接していたので)
早く誰もが 好きな人と手を繋いで歩けるような世界になって欲しい。
こんな凡庸な言い方しかできないけど 心から願っています。