島じゅうみんな知り合いの小さなコミュニティ。
午後になると集まるパブも きっと一軒きり。

「善良さ」がすべての上位にくると思っている能天気パードリック(ずっと八の字眉)は 
コルムから絶縁を言い渡されても 執着し続けて 怒りをかう。
なぜかコルムは 報復として自分を傷つける。
一体なぜ? バイオリン弾けないじゃん!


コルムは毎日 自分より下(と思っている)の者のつまらない話を 

穏やかな笑みで聞いていたんでしょう。 

パードリックから見たら 超善良な人だった。

まわりから見ると いきなりのコルムの 遅れてきた承認欲求。

自分の名を後世に残したい、ったってそんな才能ありますか。


聡明な妹シボーンは自立。

行き遅れと罵られるくらいで決して若くないが 知的好奇心を持つ彼女には

キビシイ環境。それがパードリックにはわかんないんだよね。


対岸での内戦のメタファであるのは 容易にわかる。

ふたりの小競り合いも内戦も ちょっとしたプライドや意地のはりあいから

のっぴきならないところまできてしまった、という。


メインの二人以外では ゆっくりさんのドミニクがとてもよかった。


ロバと人の命は同等か?

ラストシーンのあとは とんでもないことが待っていそう。ヒ~