
8歳の娘。
自制はできないが 捕らえられて罰せられることには不安を感じる年齢。
これより小さいと
知恵が足りなくて「隠蔽しない怖さのお話」になるし
大きいと 無垢な愛らしいお嬢さんって感じがなくなってしまう。
「8歳」というのは 的を射ている。
何度も出てくる「月の光」(弾いたことあるなぁと思いながらみてた)
だんだんつっかえないようになっていく=成長していく
成績優秀者のメダルへの 恐るべき執着。
「手に入れたい」と思っても「手に入れられない」ものは
どんな手段を使っても手に入れる。
大家のおばさん、危機一髪でした。
次第に母親が追い詰められていく様子が丁寧に描かれていて よかった。
この手の映画にありありの
お父さん(スティーブ・マーチン似)が全く気付かないパターン。
犯罪者になることに遺伝はないと 何度も説明されているけれど
母親と同じく 観ている者も「あるのでは?」と思ってしまう(ないよ!)
ラスト、現代の映画だったら
「生き残った娘が振り返って 不気味な笑顔」で ジ・エンド、となりそう。
雷ってのが キリスト教的に感じました。