
この映画をコメディとして楽しめる人って すごい幸せなのか
スクリーンの中を 全く別世界として観られる人なんでしょう。
別に 自分の結婚生活が厳しいわけでなくても
1度は愛し合った2人が あれほど罵り合わないと 別れることができない、
本心以上に ひどい言葉を投げつけあうのをみてるのは つらい。
「冷静に冷静に」と2人とも自分に言い聞かせながら話し合っていたのに
離婚訴訟弁護士が絡んでドロドロに。(ローラ・ダーンのムカつくこと)
夫チャーリーは 劇団運営で資金がキツキツなのに
ロスにアパート借りたり 飛行機で毎週通ったり
相当な(お金だけじゃなくて肉体的精神的にも)疲労。
息子を愛していても 1人で育てるのは 到底無理だし。
ニコールのNY生活は 無理やり自分を納得させていた。
「わたし、犠牲になってる」と気づいちゃったら もう。
女優として映画でカムバックしたいというのを
ワガママとみることは とてもできない。
夫婦ともに成し遂げたいことがあるなら
夫婦として生きていくことは とても難しいと思う。
どちらかがサポートしないと生活できない。
それを理解して感謝できるか、ですね。
慰謝料や親権を争ってるわけでもなさそうで
NYでさっさと離婚届出せば?とも思ったけど
日本と違って手続きが厳しいんでしょうか。
号泣するチャーリーを慰めたり 靴紐結んであげたり
大人同士なのに、なんかお母さんっぽい役目になっちゃうのって ヤダ。
2人とも いい俳優さんで堪能しました。