劇場で見損ねていたのを BSで みました。

 

ノンポリの音楽好きの青年が  ヒトラー暗殺を企てる。

酒場でのムカつくナチ党員や 

共産党員の友だちが 目の前でしょっぴかれたりして 

だんだんとナチの台頭に疑問を持っていく様子が  

拷問・尋問と 交互に描かれ よい緊張感。

この手の映画は 拷問シーンがキツイです。

絞首刑、息絶えるまで 長い。

 

エンドロールによると

近年まで 彼のことはあまり知られていなかったようで。

 

手先が器用で 時計職人としての知識もあったので

できたことだと思うけど

子どもの死、恋人とギクシャク も、

決行のキッカケになったように 思った。

 

田舎の村が ほんとに田舎で(語彙力)

「豊かになる! ビールもあるよ!」と宣伝するナチスに 

どんどん村の人も からめとられていく。

子どもたちも(ジョジョラビットみたいに) ナチに傾倒している。

それをみて 焦る主人公。

 

そういう気持ちを秘めていた人って どのくらいいたんだろうか。

映画では レジスタンスものって たくさんあるけど

流されてしまった市井の人の物語って ないよな。

 

映画内にはなかったけど、担当のゲシュタポも

無事ではないでしょう。

恋人は その後 2回結婚したそうです。(エンドロールより)