情緒不安定な母親と二人暮らしの 学校では孤独なマチルドに

できた友だちは  人のことばを話す 小さなフクロウ。

おっさんぽい。

 

マチルドと 母親は できる精一杯 お互いを気遣い 愛情をかけている。

でも 9才の子には 負担すぎる、父親も 母親も 甘えすぎだ。

 

子どもたちのファッションがカラフルで たいそう可愛らしい。

水色のタイツとか 真っ赤のコート 黄色のスキニー。

色素の薄いパリっ子だから あんなに 素敵なのかしらん。

 

「自分だけに見える 不思議な友だち」というモチーフは 昔からあって

(動物だったり妖精だったり百太郎だったり)

わたしも小学生の頃は すごく憧れた。

(だって 困ってる時は いつも助けに来てくれるもんね!)

 

このフクロウは いつ 鳥かごから出たのかわからないけど

ずっと マチルドを見守ってた。

 

わたしの友だちは どこかで今でも 見守っていてくれるのかな。

…彼女は鈴の音とともに 声が聞こえるんだ。