金曜ロードショーで ノーカット放送。
わたしは いわゆる 学生映画のノリが好きじゃなくって
この映画に関しても 邦画で昨年のトップの話題作だったし
レビューでも 評判がいいけど 劇場へは どうも後回しになっていました。
で、冒頭の ワンカット長回し。
「やっぱり…」という 棒演技と 間の悪さ。
ところが 後半で それがサクサクと 回収されていくのでした。
加えて 後半の前半の内容も 回収。ムダがない。
私の好きな「考えぬかれた隙のない脚本」。
ホントは もうちょっと 演出にケレン味が欲しいとこだけど、まぁ。
低予算を逆手にとった 使いまわし感。
生放送中の 裏方のバタバタも 爆笑。
俳優やケータリング(みてないけど) に お金をかけてない ヨーロッパ映画みたい。
「カメラは1台だけ!」どころか
メイキングまでいれると
カメラマン役を撮るカメラマンを撮るカメラマンを撮るカメラマン。
プロデューサー役の女優さん、出オチ感のある人で すごいインパクトです。
奥さんと 娘さんは 地味なんだけど 役柄が 大変おもしろくて
監督のとほほ感との バランスがよかった。
そう、「あれ、この人って○○の人じゃ?」と思うような
ご近所ぽいキャストの方々でした。