日本でもアメリカでもヨーロッパでも まさにタイムリーな題材。

違うのは 疑心暗鬼や 政治的な煽りだけではなく

当事者二人の 秘めた過去。過去、と言うほど 昔じゃない。

 

初めのうちは 「頑固オヤジ、 バッカだな〜」と みていたけど

意地を張った結果 大統領まで出てきちゃうほどの 国中で大騒ぎ。

周りも煽るし 弁護士の個人的な遺恨もあって

ここまでやるか?というほど トラウマや 過去が晒されて 心身ともにボロボロ。

日本やアメリカ映画で出てくる 法廷シーンと 色々と違って

興味深かった。

 

"ただ、謝罪だけが欲しかった。" という キャッチコピーだけど、そうかな。

右翼政党のコチコチ支持者のトニーに パレスチナ難民のヤーセルが

「いやぁ すんませんでした」と謝っても

(そのくらいのノリで謝れば済むような発端)

かさにかかって、 やれ心がこもってないだの これだからこいつらは

とか 言いそう。

 

あなたにもわたしにも 尊厳と 譲れないことがあります。他者を尊重しましょう。

 2人は憎みあっているわけでなく

「共存」ということを考えるきっかけになりましたとさ(きっと)、という話です。

 

わたしも よくわかってなかったことが少し理解できました。

すごくいい映画です。おすすめです。